ホアキン、亡き兄リバー・フェニックスへ涙の感謝!トロント国際映画祭功労賞受賞!『ジョーカー』

孤独だが心優しかった男が“悪のカリスマ”に変貌していく衝撃のドラマを描く、ホアキン・フェニックス主演、ロバート・デ・ニーロ共演のサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が、10月4日より日米同時公開される。このほど、第76回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞に続き、本作が第44回トロント国際映画祭ガラ・プレミア部門に選出され、主演のホアキン・フェニックスが、本年より設置された、傑出した演技を行った俳優に対する功労賞、TIFFトリビュート・アクター・アワード(TIFF Tribute Actor Award)を受賞した。

俳優仲間で、第75回ベネチア国際映画祭で男優賞を受賞した経歴を誇るウィレム・デフォーによる呼び込みで記念スピーチが行われ、ホアキンは「私が15歳、16歳だったある日、兄のリバー(・フェニックス)が、『レイジング・ブル』(1980)のVHSテープを持って、仕事から帰宅した。彼は私にその映画を観せてくれて、翌朝も、私を起こすと、もう一度観せたんです。それで、『お前は演技をやるんだ。これがお前のやることなんだよ』と、私の意志を確認することなく俳優として生きていけと言われたんだ。演技が私に素晴らしい人生を与えてくれたから、兄には感謝している」と亡き兄リバー・フェニックスが当時、本作にも出演しているロバート・デ・ニーロがアカデミー賞を受賞した実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタの栄光と挫折の半生を描いた作品をホアキンに観せたことで、兄に背中を押され、俳優として生きていく覚悟を決めるきっかけとなったと目に涙を浮かべ、感謝を述べた。

そして、アカデミー賞3度のノミネートをはじめとする名優として評価を受け続けてきたホアキンが、本作では、「役者としてこの役は手ごわかった」と自身が演じたアーサー=ジョーカーが一筋縄ではいかないキャラクターで苦戦した経験を明かしつつも、「僕にとって『ジョーカー』は特別な映画だ。観客の期待に応えられるものになっていると思うよ」と作品への自信の程も明かした。

『ジョーカー』
10月4日(金) 全国ロードショー
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス
共同脚本:スコット・シルバー
出演:ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる“悪のカリスマ”ジョーカーに変貌したのか?切なくも衝撃の真実が明かされる!

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