上田慎一郎監督「“血まみれ美女萌え”ファンは劇場へ」、堤幸彦監督「ヤバい!本当にヤバい!」著名人絶賛!『ゴーストマスク~傷~』

『カメラを止めるな!』で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した曽根剛の監督最新作にして、昨年のモントリオール世界映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭を始め、14ヶ国32の映画祭を席巻した『ゴーストマスク~傷~』が、9月20日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

本作は、「ワタシ、キレイ?」とかつて日本全国を恐怖に陥れた都市伝説・口裂け女をモチーフに、韓国・ソウルと日本の地方を舞台に描く、姉妹の“傷”と“絆”の物語。美しくなることによって人は幸せになれるのか?心の傷を癒すことができるのか?という究極の問いを投げかける。

▼著名人 絶賛コメント

■堤幸彦(映画監督)
私は名古屋出身である。この映画のオモテ向きのモチーフは名古屋出身の私には文字通り“戦慄”すべきもので、マサに眼を離せないのだけど、内側に潜むテーマはマサにマサに心を鷲掴みにする。今どきの表現をするならば、ヤバい!本当にヤバい!!見ればわかる!久々に映画をみて声をあげてしまった!

■鶴田法男(映画監督)
女性の美の執着を描いた『おろち』が、韓国の映画祭で日本以上の熱気で迎えられたのは、美容整形大国だったからかと今さらながらに気付いた。現代の韓国を舞台とした美醜と愛憎の物語は生々しく恐ろしい。女優達の美しさと、上品な絵作りにうっとりしながら見ていたら、とんでもなくおぞましい展開になる落差にも驚いた。前半と後半が違う一粒で二度美味しい『カメ止め』同様の娯楽作だと思う。

■梅沢壮一(特殊メイクアーティスト/映画監督)
“美”という蓋で閉じていた中身が外に溢れ出て、せっかく白くしたものが朱に染まったら、「ちょっと、何で開けちゃったのよ!?」とか聞く前に、僕らはさっさと逃げよう。怖い。熱で歪んだその蓋を、あの人たちは鍛冶屋のように叩き、繊細に光るヤバいものに変えて持ってくる。

■上田慎一郎(映画監督)
麗しき美女達を萌えながら観ていたら、いつの間にか最低最悪のトンデモ展開になってきて、いつの間にか、血まみれ美女達のバトルを燃えながら観ていました。“血まみれ美女萌え”ファンの皆、劇場へ駆けつけるべし!

■ユン ジェヨン(映画監督『狐怪談』)
映画を観た後、鏡を見て自問した。「私は自分の姿に満足してるのだろうか?」心に傷を負った彼女は、絶えず自身から逃げている。「プライド」がどれだけ重要なのか考えた。苦しむ原因は外見にだけあるのだろうか?問題を軽く考え、気にも留めずに接する家族や友人。自分の体や顔が虐殺を生んだのかと思うとプライドの欠如による被害妄想は恐怖だ…。『ゴーストマスク~傷~』は何かが感化させられる恐怖映画だ。「私、綺麗…?」口裂け女の夢を見るのではと考えると恐ろしい。監督は「整形」について考えを映画で語った。

■黑沢あすか(女優)
子供の頃おののいていた都市伝説が、いじらしさと理性では抑えきれない強い感情の上に成り立っていく映画に仕上がるなんて予想もしていませんでした。ふりほどけないその繋がりが、観ている者の心を傷ませていきます。

『ゴーストマスク~傷~』
9月20日(金)より、シネマート新宿、心斎橋ほか全国順次公開
監督・撮影:曽根剛
脚本:平谷悦郎
主題歌:「Beautiful」(作詞・作曲:カン・ユンジ 作曲:David Audet)
出演:茜ゆりか イ・ユハ 百合沙 チェ・ヨナ 崎本実弥 片山享 キム・ジェロク アン・ソリ 鷲見心花 ソ・ジンウォン ソ・ドンフン カン・ダヘ イ・ユンギ パク・スジョン 足立彩珠 オキク 伊藤さゆり 藤本信介 イ・ウヌ 広澤草
配給:SDP

【ストーリー】 行方不明の姉を探すために韓国・ソウルに留学する美優(茜ゆりか)。新進気鋭の整形外科医ハナ(イ・ユハ)に出会い、次第に仲良くなるが、美優はハナに姉の面影を感じるようになる。一方、ハナも美優に惹かれるようになるが、彼女は同性の恋人ヒョシン(広澤草)と同居しており、美優は距離を置かれてしまう。やがて、それぞれの過去が明らかになっていくが…。

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