野村周平「テレビの生放送に出演したら“態度が悪い”とTwitterトレンドに入った。なめんな!」

日本を代表する人気実力ともにナンバー1のカリスマラッパーANARCHY(アナーキー)が初監督で挑む完全オリジナル作品で、不幸と極貧のどん底の中、ラップに出会うことで“歩き出す”勇気をもらう気弱で心優しき主人公の青年を野村周平が演じる映画『WALKING MAN』が、10月11日より公開される。このほど、9月5日に新宿バルト9にて、完成披露イベントが行われ、キャストの野村周平、優希美青、伊藤ゆみ、星田英利、そしてANARCHY監督が登壇した。

今年6月末からHIPHOPの聖地であるアメリカNYに留学中の野村は、この日のために緊急帰国。NYでの日々について聞かれると「NYでの生活は楽しいです。日本と違って周りの人たちも日本人ではないので色々な文化に触れて、新たに成長しているかな?という感じ」と新鮮な面持ち。寡黙なラッパーという役どころだが「僕は基本的に内気ではないし、喋るのが苦手ではないけれど、監督がANARCHYさんなので楽しくワイワイできました」と撮影を回想した。

見事なラップで挨拶した優希は「ラップ練習は3日だけ」と度胸を見せつけ、ANARCHY監督は「撮影でもNGを一回も出さず、セリフも完璧。心配していませんでした」と賞嘆。優希は野村について「周平君は普段元気でやかましいくらい話す人だけれど、役でも喋らないのがイヤだったのか、本番ではアドリブを入れてきたり、みんなで笑って和やかな現場になりました」とサービス精神に感謝した。

伊藤は「韓国から来た女の子という設定で、たどたどしい日本語を喋るので何が正解かわからなかった。現場で監督に確認したら全部OKだったので、テキトーなのかな?と思った」と苦笑いするも、ANARCHY監督は「本当に完璧だったんです!それはキャスト全員がそう。すげえなと思いました」と絶賛。一方、星田は「僕はクランクインの4時間後にクランクアップ」と衝撃的スケジュールを明かし「なのでほとんど誰とも話していません。なぜ今自分がここに立っているのかもわかりません」と笑わせた。

そして、長編映画監督デビューのANARCHY監督は「皆さんの力を借りて勉強して、力強い仲間に恵まれていい作品ができた。自分の伝えたいメッセージを詰め込むことができました」とアピール。野村が「二人でお酒を飲んでいるときに、ANARCHYさんが『やってくれそうだった人ができなくなった』と言っていたので、僕が『ならばやりましょうか?』と。それで撮影に入っていた」と出演経緯を明かすと、ANARCHY監督は「映画監督初心者の話に乗ってくれたこの人にマジ感謝」と野村の男気出演に頭が上がらないようだった。

続いて、劇中で流れる「なめんな」という楽曲にちなんで、最近なめんな!と思った出来事を聞かれた野村は、しばらく考えた後に「あると言えばある。言っちゃっていいんですかね?」と躊躇しつつ「某テレビ局の生放送に出演したら、『野村周平』がTwitterでトレンド入りした。いいことで上がったのかな?と思ったら、“生放送での態度が悪い”とトレンドに入っていた」と告白。これに星田が「思い当たる節はないの?」と水を向けると、野村は「めっちゃ真面目に頑張っていたのに!なのにトレンド入り!真剣にVTRを見ていただけなのに、その顔が不機嫌に見えたんでしょうね…。なめんな!という話。生放送はしんどいねん!」と必死に訴えた。すると星田は「俺も生放送である!自分の携帯番号をさらして沢山着信があるかと思ったら、2件しかなかった。なめんな!」と絶叫して爆笑した。

最後に主演の野村は、映画公開に向けて「どんな映画監督にも負けない作品になっているし、僕らの魂が詰まった作品になっている」とコメントし、ANARCHY監督も客席に向かって即興ラップを聴かせて「野村周平に感謝!」と固い絆を見せていた。

『WALKING MAN』
10月11日(金)より公開
監督:ANARCHY
脚本:梶原阿貴
企画・プロデュース:髙橋ツトム
主題歌:ANARCHY「WALKING MAN」(1% | ONEPERCENT)
出演:野村周平 優希美青 柏原収史 伊藤ゆみ 冨樫真 星田英利 渡辺真起子 石橋蓮司 T-Pablow(BAD HOP) WILYWNKA Leon Fanourakis サイプレス上野 十影 じょう LETY
配給:エイベックス・ピクチャーズ

(C) 2019 映画「WALKING MAN」製作委員会