主演に染谷将太、共演に戸田恵梨香、窪塚洋介ら豪華実力派キャストを迎えて贈る家族の物語『最初の晩餐』が、11月1日より公開される。このほど、キャストの森七菜が8月31日に18歳の誕生日を迎えたことを記念し、彼女の場面写真がお披露目となった。
森七菜といえば、岩井俊二、行定勲、新海誠など、世界が認めた映画監督らの作品に関わり、今、最も注目される女優の一人。本作では、父親の再婚に心揺れる長女・美也子の小学生から高校生までを演じる。
場面写真には、小学生時代の美也子が、父(永瀬正敏)、弟の麟太郎(染谷将太)との3人家族に、新しい母と連れ子のシュン(窪塚洋介)がやってきたことで「つんつん」と反抗的な態度をとる姿や、新しい家族との距離感を縮めていくきっかけの料理「味噌汁」を吸い込むカット、そして、高校生になった美也子がロングヘアをハーフアップし、制服を着こなす姿と、様々な表情の森七菜が収められている。
常盤司郎監督は、森のキャスティングについて「会った時にこの作品に対する覚悟を感じ、『この子だ!』と、決意しました。ナチュラルな空気感や集中力など大きく惹かれるものがありました」と、オーディション現場で出会って彼女の強い存在感に気づいたことを明かし、「今作では、小学生時代の美也子、高校生時代の美也子という役柄なので、(ほかのキャストに比べ)森さんと一緒に役作りをする時間が長かったです。ぶらぶらと学校周辺を歩いてみたり、ランドセルを背負って違和感がないか確認してみたり、小学生の時に撮影していた動画を家から持ってきてもらい、当時の彼女の喋り方をみながら一緒に研究していきました」と、美也子を作り上げるのに、努力を惜しまない森七菜との取り組みもアピールした。
『最初の晩餐』
11月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本・編集:常盤司郎
出演:染谷将太 戸田恵梨香 窪塚洋介 斉藤由貴 永瀬正敏 森七菜 楽駆 牧純矢 外川燎 池田成志 菅原大吉 カトウシンスケ 玄理 山本浩司 小野塚勇人 奥野瑛太 諏訪太朗
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 カメラマン東麟太郎(染谷将太)は父・日登志(永瀬正敏)の葬儀のために故郷へ帰ってきた。姉の美也子(戸田恵梨香)と準備をする中、母・アキコ(斉藤由貴)が、通夜ぶるまいは自分で作ると言い出した。やがて運ばれてきたのは、目玉焼き。親戚たちがざわつく中、麟太郎は気がつく。「これ、親父が初めて作ってくれた、料理です」なつかしい手料理を食べるたび、思い出が麟太郎たちの脳裏によみがえってくる。20年前に父と母が再婚した日、連れ子の兄シュン(窪塚洋介)と5人で暮らした日々のこと…。止まっていた家族の時が今、ゆっくりと動き出す。
©2019『最初の晩餐』製作委員会