モトーラ世理奈 × 西島秀俊 × 諏訪敦彦監督 天国につながる“電話”をモチーフにした映画『風の電話』場面写真

岩手県大槌町にある天国につながるといわれる「風の電話」をモチーフに、諏訪敦彦監督がモトーラ世理奈主演で贈る『風の電話』が、2020年初春に公開される。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。

「風の電話」は、2011年に岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格(いたる)が、死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから発案。自宅の庭に白い電話ボックスを設置し、ラインのつながっていない黒電話を置いた。このエピソードは反響を呼び、2016年にはNHKでドキュメンタリー「風の電話~残された人々の声~」が放送。翌2017年には佐々木が自らの活動をつづった著書「風の電話:大震災から6年、風の電話を通して見えること」が刊行。東日本大震災以降、3万人にものぼる人々が訪れている。

本作は、東日本大震災で家族を失った主人公・ハルが、故郷の岩手県大槌町に行くために広島から旅をする物語。メガホンをとるのは、『2/デュオ』で長編監督デビュー以来、『M/OTHER』を始め、『ライオンは今夜死ぬ』など日本だけでなく、フランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督。そして、主人公のハル役に、2015年よりモデルとして活躍するほか、『少女邂逅』、『おいしい家族』、『ブラック校則』などの出演で注目の女優、モトーラ世理奈。ハルと行動を共にする森尾役には西島秀俊、旅の途中でハルと出会い彼女に影響を与える重要な人物たちに、三浦友和、西田敏行らが脇を固める。なお、西島秀俊は『2/デュオ』以来23年ぶり、三浦友和は『M/OTHER』以来21年ぶりに、諏訪監督作品への参加となる。

場面写真には、旅に出たハル(モトーラ世理奈)が夜のホームで電車を待つカットと、旅の途中で出会い行動を共にする森尾(西島秀俊)と大槌町に着いて話をするショットが収められている。

『風の電話』
2020年初春全国ロードショー
監督:諏訪敦彦
出演:モトーラ世理奈 西島秀俊 西田敏行 三浦友和
配給:ブロードメディア・スタジオ

©2020映画「風の電話」製作委員会