TSUTAYAが主催する、2016年に行われた第2回TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMで審査員特別賞を受賞した箱田優子による企画「ブルーアワー」を、夏帆主演、シム・ウンギョン共演で映画化した『ブルーアワーにぶっ飛ばす』が10月11日より公開となる。このほど、予告編がお披露目となった。
東京で働くCMディレクターの砂田は、仕事にも人生にもぼやいてばかりな日々を過ごしている。ある日、祖母の見舞いに行くため、砂田は自由奔放な友人・清浦と共に大嫌いな地元・茨城へ帰ることになるが、清浦がついてくるのには理由があった。主人公・砂田に多くの映画ファンを魅了する夏帆、親友・清浦に『新聞記者』のシム・ウンギョンが扮する。本作は第43回香港国際映画祭ヤング・シネマ・コンペティション部門に正式出品され、第22回上海国際映画祭アジア新人部門で最優秀監督賞と優秀作品賞を受賞した。
予告編は、仕事は出来るが口が悪いCMデレクター砂田(夏帆)が、自由奔放な“秘密の友達”清浦(シム・ウンギョン)と大嫌いな地元に帰ることになり、愚痴っぽい母と骨董マニアの父、引きこもりの兄に不満が大爆発。愚痴りながらも翌朝目覚めた砂田は、ブルーアワー(一日の始まりと終わりに一瞬だけ訪れる静寂な時間)の吸い込まれるような故郷の風景に過去と現在の自分を映し出し、松崎ナオ(鹿の一族)が手掛けた「清く、ただしく」の軽快な主題歌に合わせ、切なさと葛藤、疾走感が全面に描かれた映像となっている。
本作で初の映画主題歌を担当する松崎ナオ(鹿の一族)は、「『清く、ただしく』という曲は、映画『ブルーアワーにぶっとばす』の主題歌として作りました。自分にとって、映画の力を借りて作ったこの曲は、新しい音楽の扉を開いてくれたんだと思ってます。ありがとう」とコメントを寄せている。
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
10月11日(金)より、テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開
監督・脚本:箱田優子
出演:夏帆 シム・ウンギョン 渡辺大知 黒田大輔 上杉美風 小野敦子 嶋田久作 伊藤沙莉 高山のえみ ユースケ・サンタマリア でんでん 南果歩
配給:ビターズ・エンド
【ストーリー】 30歳の自称売れっ子CMディレクター・砂田(夏帆)は、東京で日々仕事に明け暮れながらも満ち足りた日々を送っている…ように見えるが、口をひらけば悪態をつき心は荒みきっている。ある日、病気の祖母を見舞うため、砂田の嫌いな故郷に帰ることに。ついて来たのは、砂田が困った時には必ず現れる、自由で天真爛漫な秘密の友だち・清浦(シム・ウンギョン)。しかし、再会した家族の前では、都内で身に着けた砂田の理論武装は通用しない。やがて全てを剥がされた時、見ようとしなかった本当の自分が顔を出す…。そして、一日と始まりと終わりの間に一瞬だけおとずれる“ブルーアワー”が終わる時、清浦との別れが迫っていた…。
©2019『ブルーアワーにぶっ飛ばす』製作委員会