人気ドラマの結末をめぐり民族が対立!?イスラエル映画『テルアビブ・オン・ファイア』11月公開!

第75回ベネチア国際映画祭で作品賞(InterFilm部門)を受賞し、昨年の東京国際映画祭コンペティション部門でも上映されたイスラエル映画『Tel Aviv on Fire』(原題)が、邦題『テルアビブ・オン・ファイア』として、11月22日より公開されることが決定した。

エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラムは、パレスチナの人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で出演者の言語指導として働いている。撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラムは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラムを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラム。しかし、ドラマが終盤に近付くにつれ、イスラエル側を良く見せたいアッシ、リアリティを求める制作陣とパレスチナ側のドラマのスポンサーが結末の脚本をめぐって対立し、イスラエルとパレスチナの間でサラムは窮地に立たされる。

本作は、7月13日より新宿シネマカリテにて開催中の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」で先行上映され、8月2日の上映では、ユダヤ学者の根本豪を迎えたトークイベントも行われる。

『テルアビブ・オン・ファイア』
11月22日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督:サメフ・ゾアビ
脚本:サメフ・ゾアビ ダン・クレインマン
出演:カイス・ナシェフ ルブナ・アザバル ヤニブ・ビトン
配給:アット エンタテインメント

【ストーリー】 エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラム(カイス・ナシェフ)は、パレスチナの人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で出演者の言語指導として働いている。撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラムは検問所のイスラエル軍司令官アッシ(ヤニブ・ビトン)に呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラムを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラム。しかし、ドラマが終盤に近付くにつれ、イスラエル側を良く見せたいアッシ、リアリティを求める制作陣とパレスチナ側のドラマのスポンサー。結末の脚本をめぐって対立するイスラエルとパレスチナの間で、サラムは窮地に立たされる…。果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!?

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