天才作家・太宰治による日本文学史上最高の傑作の誕生秘話を、主演に小栗旬を迎え、蜷川実花監督が映画化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』の予告編とポスタービジュアルが公開され、併せて、本作の主題歌が東京スカパラダイスオーケストラの名曲「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」に決定した。
本作は、突飛な言動と奔放な私生活で文壇から煙たがられながらも、ベストセラー作品を連発した天才作家・太宰の遺作の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女性たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして、初めて映画化。監督は、世界屈指の写真家・トップクリエイターである蜷川実花。主人公の太宰治に小栗旬、太宰の正妻・美知子に宮沢りえ、作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ、最後の女・富栄に二階堂ふみ。太宰と女たちを取り巻く男性陣には、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら豪華キャストが集結した。
太宰を偲ぶ6月19日の「桜桃忌(おうとうき)」に披露された予告編では、太宰(小栗旬)の危うい色男ぶりが炸裂し、妻の美知子、二人の愛人である静子と富栄の3人の女たちとのスキャンダラスな関係性が垣間見える。さらに、陰口を叩かれ不倫を続ける太宰に詰め寄る編集者・佐倉(成田凌)や、太宰を挑発する同志の作家・坂口安吾(藤原竜也)の姿も。女たちとの濃密な逢瀬の間で、次第に狂気を帯びながら苦悩し、執筆と格闘するスター作家・太宰を演じる小栗旬の、いまだかつて見たことのない様々な表情に心奪われる映像となっている。
主題歌は、2001年にリリースされた、東京スカパラダイスオーケストラの名曲「カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ」に決定。構想初期からこの曲をイメージしていたという蜷川監督の熱烈オファーに応え、主題歌決定の運びとなった。
『人間失格 太宰治と3人の女たち』
9月13日(金) 全国ロードショー
監督:蜷川実花
脚本:早船歌江子
音楽:三宅純
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「カナリア鳴く空 feat.チバユウスケ」
出演:小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ 成田凌 千葉雄大 瀬戸康史 高良健吾 藤原竜也
配給:松竹 アスミック・エース
【ストーリー】 天才ベストセラー作家、太宰治(小栗旬)。身重の妻・美知子(宮沢りえ)とふたりの子どもがいながら、恋の噂が絶えず、さらには自殺未遂を繰り返すという破天荒な生活を送っている。弟子でもある作家志望の静子(沢尻エリカ)と、未亡人の富栄(二階堂ふみ)。ふたりの愛人と正妻をめぐり、日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”が幕を開けようとしていた…。
© 2019 『人間失格』製作委員会