2016年に『食べられる男』でドイツニッポンコネクション審査員特別賞を受賞した近藤啓介の新作長編映画『ウーマンウーマンウーマン』が、テアトル新宿で開催される田辺・弁慶セレクション2019にて、7月9日から12日までの4日間限定で上映されることが決定した。併せて、特報映像がお披露目となった。
本作は、田辺・弁慶映画祭、下北沢映画祭で観客賞を受賞した女の話『ウーマンウーマン』に、新たに物語を追加し長編化。リアカーを引いて世界中を歩き回る冒険家の女が、“可愛いしか知らないアホな女子大生”に「私も冒険とかしてみたい」と気軽に言われたことから女性らしからぬ顔面をさらけ出し、お互いの正義感をぶつけ合うという女の“顔面会話劇”。そして、男4人が温泉旅行へ行くが、幹事の男が夜勤明けで三日徹夜の状態、寝不足と泥酔と本音と友情が入り混じる“泥酔珍道劇”の二部構成となっている。
出演は、『ウーマンウーマン』に元乃木坂46の伊藤寧々、『猫は抱くもの』の佐藤乃莉。新たに追加された物語に、『鋼の錬金術師』やドラマ「すじぼり」の水石亜飛夢、『おいしい家族』、『アンダー・ユア・ベッド」』などの出演作が相次ぐ三河悠冴、さらに、長谷川ティティ、山元駿らが出演する。
◆キャスト&スタッフ コメント◆
■伊藤寧々
「ウーマンウーマンウーマン」が映画館のスクリーンで観られる。嬉しい!なんて素敵な事なんだろうと思います。女同士の会話劇、男同士の珍道中、どちらも他人から見ればとてもとても小さな出来事なのかもしれません。本人たちにとっては、折れたくない、負けられない、引っ込みがつかない。そんなどうしようもない人達を是非、劇場で観て欲しいです。映画祭の観客賞から始まった、この作品の力強さを感じて頂けたら嬉しいです。
■佐藤乃莉
初のコメディ映画人生でこんなに顔筋を使った事は無いんじゃないかな?ってぐらい顔面を使いました。是非皆さんも、近藤監督の世界観に飛び込んで、佐藤を笑ってやって下さいね。
■水石亜飛夢
あまりに異彩を放つこの作品。それがあの大画面で流れるなんて。監督が生み出す独特な笑いの世界に浸ることができて幸せでした。僕らが楽しんで撮っていた気持ちがスクリーンから皆さんにも伝わると思います。心の準備は何もいりません。思う存分笑ってください。
■三河悠冴
ウーマンウーマンウーマンの男のはなしに出演しました三河悠冴です。現場では常に爆笑が起きており、目の前で起こってる現象が面白すぎて、セリフが言えない程でした。そんな最高にくだらなくて笑える映画を観に来て下さい。近藤監督の映画は唯一無二です。
■近藤啓介監督
アホな女に「私も映画監督になりたい」と言われてムカつきました。前半の女の話は、そんなアホな女を懲らしめるつもりで作り、後半の男の話は「旅行の帰り道、全員疲れてるはずなのに何故か誰も帰ろうとしない」という哀愁ある男たちをヨシヨシするつもりで作りました。出演者は全員、自分が知る限り一番面白い俳優たちです。テアトル新宿という大きなスクリーンで彼女ら、彼らの面白い表情を存分に楽しんでください!!
『ウーマンウーマンウーマン』
7月9日(火)~12日(金)、テアトル新宿にて4日間限定レイトショー
7月27日(土)、シネリーブル梅田にて1日限定公開
監督・脚本:近藤啓介
出演:佐藤乃莉 伊藤寧々 長谷川ティティ 水石亜飛夢 山元駿 三河悠冴