スティーヴ・カレル × ロバート・ゼメキス監督 脳に障害を抱えたカメラマンの実話を映画化『マーウェン』7月公開!

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス監督が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者で、障害を抱えながらも独自の世界観でカメラマンとして認められたマーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリー『Marwencol』を映画化した『Welcome to Marwen』(原題)が、邦題『マーウェン』として、7月19日より公開されることが決定した。併せて、場面写真がお披露目となった。

ゼメキス監督の待望の最新作は、ファンタジーに溢れた、トラウマを抱えた男の感動のヒューマンドラマ。ゼメキス監督はドキュメンタリーを観て「すぐに魅了された。誰もが生きることに苦悩している時代。それは普遍的なテーマです」と語り、想像力で自分を癒し、魂を回復させる一人の男の戦いを描いている。

主演には、『バイス』、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『ビューティフル・ボーイ』などのスティーヴ・カレル。「ドキュメンタリーを観てすぐに、どのような形でもいいから関わりたいと思った」と、自ら出演を申し出たカレルが演じたのは、5人の男からリンチを受け脳に障害を負った実在の男性、マーク・ホーガンキャンプ。命の危機に瀕する程の大怪我を負い、9日間にわたり昏睡状態だったホーガンキャンプは、目が覚めたときには自分の名前すら覚えておらず、歩くことさえままならなかった。そんな彼がリハビリのために始めたのはフィギュアの撮影。自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使い、第二次世界大戦時の村という設定のミニチュアを自宅の庭に築き、現実世界と向き合っていく。心に深い傷を負った一人の男の苦しみと葛藤、そして自らと向き合いながら再生していく姿を、「マイノリティでも堂々と生きるべき」というメッセージに溢れた作品に描き上げている。

また、本作の現実と空想が交差する壮大な世界を表現するために注ぎ込まれた製作費は、実に3900万ドル(およそ44億円)。マークが制作したジオラマの中を、ミニチュア人形となった美女たちが動きまわるというファンタジーに溢れた本作は、『フォレスト・ガンプ 一期一会』のようなヒューマンドラマをストーリーの軸として、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズファンも喜ぶ“あのマシン”を登場させるなど、ゼメキスワールド全開となった。

『マーウェン』
7月19日(金)より全国ロードショー
監督:ロバート・ゼメキス
出演:スティーヴ・カレル レスリー・マン ダイアン・クルーガー メリット・ウェヴァー ジャネール・モネイ エイザ・ゴンザレス グウェンドリン・クリスティー レスリー・ゼメキス
配給:PARCO

【ストーリー】 5人の男に暴行されたマーク・ホーガンキャンプ(スティーヴ・カレル)は、瀕死の重傷を負い、9日間の昏睡状態に陥る。目が覚めたときには自分の名前も覚えておらず、歩くことさえままならなかった。脳に障害を抱え、襲撃の後遺症(PTSD)に苦しむ彼はまともなセラピーも受けられず、治療代わりにフィギュアの撮影を始める。自宅に作った空想の世界“マーウェン”では、G.Iジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形が迫り来るナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げていた。次第にマーウェンの写真は評価され、やがてマークの個展が開かれることになる。“マーウェン”で戦う勇気を与えられたマークは、避けていた暴行事件の裁判で証言しようと決意するが…。

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