佐野勇斗「毎週集まり、本当のバンドのような関係性を築き上げた」『小さな恋のうた』フリーライブ&トークイベント レポート

20年経った今もなお、世代・性別を問わず愛され、歌われ続けるMONGOL800の名曲を基にした、佐野勇斗主演の映画『小さな恋のうた』が、5月24日より公開中。このほど、5月23日に新宿・歌舞伎町シネシティ広場にてフリーライブとトークイベントが実施され、佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁らによる“小さな恋のうたバンド”(通称:ちい恋バンド)が登場した。

早朝から列をなした観客数はなんと総勢約1500人。大きな歓声の中、“ちい恋バンド”は観客とハイタッチなど触れあいながらステージに登壇。ライブ演奏が始まると、主演の佐野は「知っている方は一緒に歌ってください!」と呼びかけ、歌舞伎町に「小さな恋のうた」が響き渡った。

<セットリスト>
1.小さな恋のうた
2.あなたに

キャスト コメント

Q:一言挨拶。

佐野:遂に明日、映画『小さな恋のうた』公開ということで心待ちにしていました。前夜祭を盛り上げていきたいと思っています!今日は楽しんでいってください!よろしくお願いします!

森永:朝4時から並ばれていた方もいらっしゃるみたいで、本当にありがとうございます、という気持ちでいっぱいです。前夜祭に相応しい盛り上がりになっていると思います。

山田:こんなにたくさんの方がいらっしゃると思っていなくてビックリしています。明日から公開ということで、『小さな恋のうた』の魅力をたくさん届けたいと思います!

眞栄田:今日はありがとうございます。よろしくお願いします!映画に向けて全力で練習していた事を見て頂きたいと思います!

鈴木:こうやってみなさんの前に立てることが本当に嬉しいです。明日から公開されますが、今日も楽しんでいければと思います!

Q:一年間に渡り全力をかけた映画がついに明日公開となりますね。半年に及ぶバンド練習、そして撮影、宣伝期間を経て一年間走り続けた今、どのような「想い」を伝えたいですか?一年前の自分と比べて成長した部分など感じているものがあれば教えてください。

佐野:本当に去年の5月に初めてメンバーと会って、バンド練習をはじめました。モリリン(森永)はドラムをやっていたんですが、他のメンバーは初めての楽器に挑戦することになり、これはやばいんじゃないか?映画できるのかな?というところから始まりまして…。半年間の練習ってなかなかないんですが、毎週のように集まって本当のバンドのような関係性を築き上げました。映画の中にもその関係性が現れていると思います。

森永:頭の片隅にはバンドメンバーがいるというような一年間でした。撮影を通して、この人たちのことを守らなきゃ!という一種の母性に似たような感情が4人のメンバーを見ていたら出てきて見守らせて頂きました。僕も年長者として進んで現場作りをしないといけない立場になってきたんだと自覚させていただいたと共に、成長させていただいたと感じています。

山田:この5人のバンド感みたいなものは成長したんじゃないかなと思います。普段お芝居をやっているんですが、私がバンドのメンバーの役をやるとなったときに何ができるかと思ったときに、想いを届ける演奏をしたいとずっと思っていました。それをこの5人と一緒に作り上げられたと思いますし、バンド内の絆がどんどん成長していったと思いますし、劇中でもこのバンド応援したいなと思えるような演奏になっていると思います。

眞栄田:この作品が(俳優として)初めてなんですが、なぜ役者をやっているのかというと、このスタッフ、キャストと出会えたのが大きいと思っています。ゼロからのスタートで成長しかなかったと思っています。いろんなことを学ばせていただいた作品です。いろんな人の熱い想いがこもった作品になっていますので、ぜひ見て欲しいなと思います!

鈴木:小さい頃から音楽に対して苦手意識があって、この世界に入って音楽だけはやらないなと思っていたんですが、この作品に出会えて自分がベースを弾く事になって一から音楽を好きになれた作品でした。この作品に出会えたことで自分も変われたと思っています。

Q:代表して最後の挨拶/演奏前に一言。

佐野:今、全員の想いを聞いてもらったと思うんですが、なんと言おうと、明日公開です!スタッフの皆さん、沖縄の皆さんの想いを届けたいと思います!皆さん、お楽しみに!!

『小さな恋のうた』
5月24日(金)より全国ロードショー中
監督:橋本光二郎
脚本:平田研也
出演:佐野勇斗 森永悠希 山田杏奈 眞栄田郷敦 鈴木仁 トミコクレア 世良公則
配給:東映

【ストーリー】 沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔てられた二つの「国」が存在する場所。そこでは、ある高校生バンドが熱い人気を集めていた。自作の歌を歌いこなし、観るものを熱狂させるその実力で、東京のレーベルからスカウトを受け、なんとプロデビューが決まる。しかし、喜びの絶頂で盛り上がる彼らに一台の車が突っ込み、バンドは行く先を見失ってしまう。そこに現れた、一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女。それらによって、止まった時計の針は前に進み始める。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるため、彼らは再び楽器を手に取り立ち上がる。

©2019「小さな恋のうた」製作委員会