ロバート・ゼメキス監督最新作 脳に障害を抱えたカメラマンの実話を映画化『マーウェン』30秒予告編&新場面写真

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『フォレスト・ガンプ 一期一会』のロバート・ゼメキス監督が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者で、障害を抱えながらも独自の世界観でカメラマンとして認められたマーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリー『Marwencol』をスティーヴ・カレル主演で映画化した『マーウェン』が、7月19日より公開される。このほど、本作の30秒予告編と新場面写真がお披露目となった。

心に深い傷を負った一人の男性の苦しみと葛藤、そして自らと向き合いながら再生していく姿を、「マイノリティでも堂々と生きるべき」というメッセージに溢れた作品に描いた本作。命の危機に瀕する程の大怪我を負い、9日間にわたり昏睡状態だったホーガンキャンプは、目が覚めたときには自分の名前すら覚えておらず、歩くことさえままならなかった。そんな彼がリハビリのために始めたのはフィギュアの撮影だった。自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使い、現実世界と向き合っていく。

予告編では、「ヘイトクライム<憎悪犯罪>の犠牲により障害を抱えた彼を救ったのは マーウェン<空想の世界>だった―」というテロップから始まり、マークがマーウェンの世界を創り上げ、写真に収めている様子が映し出される。そして、マークのカメラに収められたマーウェンの世界は生き生きと動き出す…。「痛みを受け入れて 痛みを愛すのよ」という台詞と共に、苦しみ葛藤しながらも前を向こうと奮闘するマークの姿が描かれた、空想と現実が交差するファンタジーに溢れた予告編となっている。

『マーウェン』
7月19日(金)より全国ロードショー
監督:ロバート・ゼメキス
出演:スティーヴ・カレル レスリー・マン ダイアン・クルーガー メリット・ウェヴァー ジャネール・モネイ エイザ・ゴンザレス グウェンドリン・クリスティー レスリー・ゼメキス
配給:PARCO

【ストーリー】 5人の男に暴行されたマーク・ホーガンキャンプ(スティーヴ・カレル)は、瀕死の重傷を負い、9日間の昏睡状態に陥る。目が覚めたときには自分の名前も覚えておらず、歩くことさえままならなかった。脳に障害を抱え、襲撃の後遺症(PTSD)に苦しむ彼はまともなセラピーも受けられず、治療代わりにフィギュアの撮影を始める。自宅に作った空想の世界“マーウェン”では、G.Iジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形が迫り来るナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げていた。次第にマーウェンの写真は評価され、やがてマークの個展が開かれることになる。“マーウェン”で戦う勇気を与えられたマークは、避けていた暴行事件の裁判で証言しようと決意するが…。

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