飯豊まりえが初の単独主演を務め、小説家の乙一として知られる安達寛高の完全オリジナル作にして長編監督デビュー作となるホラー映画『シライサン』が、2020年1月より公開となる。このほど、不自然な死因によって弟を亡くした大学生・鈴木春男役として稲葉友が出演することが発表され、併せて、特報映像がお披露目となった。
眼球が破裂した死体が連続して発見される。直接の死因は心臓麻痺、そして、死の直前“何か”に怯え取り憑かれたようだったという、奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀と、弟を失った春男は、共に事件を調べ始め、鍵を握る詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン…」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心臓麻痺で死亡してしまう。事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、“シライサン”の呪いは徐々に明らかになっていくが、核心に近づく3人に戦慄の事実が待ち受けていた。
『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズや『私の人生なのに』、『春待つ僕ら』、AbemaTVオリジナル連続ドラマ「御曹司ボーイズ」(放送中)など数多くの映画やドラマ、舞台で活躍する稲葉友は、今後も主演舞台「エダニク」の公演、映画出演が控えるなど役者として力を発揮する一方で、ラジオナビゲーターとしても活躍している若手実力派俳優。本作で稲葉が演じるのは、謎の電話を最期に、密室の部屋で眼球破裂と心不全という不自然な死因によって弟を亡くした大学生の鈴木春男。同じ時期に同様の死因で親友を失った瑞紀(飯豊まりえ)の存在を知り、この一連の死亡事故が単なる事故ではないと疑い始める。同じ境遇で大切な人を喪った春男と瑞紀は死の謎を解き明かすべく協力して調査を開始し、ある時、連続不審死の鍵を握ると思われる話を耳にする。しかしそれこそが、「その名を知ると、呪われる―目をそらしたら、殺される」というシライサンの呪いによる悲劇の幕開けだった。
■稲葉友(春男役) コメント
ホラー映画ならではの張り詰めた空気と安達組ならではの穏やかな空気が同居した不思議な現場で、怯えながら台本を読み、恐怖という感情を楽しみながら参加させていただきました。安達監督の作り上げた『シライサン』の世界に僕が演じた役を通じてお客さんを引きずり込めたら幸せです。
『シライサン』
2020年1月、全国公開
監督・脚本:安達寛高(乙一)
出演:飯豊まりえ 稲葉友
配給:松竹メディア事業部
【ストーリー】 両目の眼球が破裂した死体が連続して発見された。死因は心不全。死の直前“何か”に怯え取り憑かれたようだったという奇妙な共通点があった。親友を目の前で亡くした大学生の端紀(飯豊まりえ)と弟を失った春男(稲葉友)は死因を不審に思い、共に事件を調べ始める。そして鍵を握る詠子を探し出すが、自殺を図り「シライサン…」という謎の言葉を残し亡くなった。事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり徐々に明かされていく“シライサン”の呪い…。そこには理解することのできない戦慄の事実が待ち受けていた。
©️2020松竹株式会社