英ヨークシャーの曇天の下で惹かれ合う二人の男『ゴッズ・オウン・カントリー』2月より拡大公開決定!

ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭をはじめ世界中の映画祭で絶賛された、イギリス・ヨークシャーの曇天の下で惹かれ合っていく二人の男を描く映画『ゴッズ・オウン・カントリー』が、昨年12月に開催されたシネマート上映企画「のむらコレクション」(通称:のむコレ)での大ヒットを受け、2月2日より拡大公開されることが決定した。併せて、新ポスタービジュアルとメイキング場面写真がお披露目となった。

曇天に包まれるイギリスのヨークシャー。青年ジョニーは、ひとりで管理している寂れた牧場での孤独な日々の労働に生き甲斐を見つけられずにいた。ある日、季節労働者のゲオルゲが羊の出産シーズンに雇われる。初めは衝突する二人だったが、羊に優しく接するゲオルゲに、ジョニーは今まで感じたことのない感情を抱きはじめる。

本作は、2017年1月にワールドプレミア上映となったサンダンス映画祭では監督賞を受賞、ベルリン国際映画祭ではパノラマ部門で上映され、ドイツのLGBT雑誌「MÄNNER」読者賞を受賞した。このほか、英国インディペンデント映画賞作品賞受賞、英国アカデミー賞ノミネートなど、名だたる映画祭を席巻してきた。日本では、昨年7月に青山のスパイラルホールにて開催された「第27回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」で待望のジャパンプレミアを果たし、700席分のチケットが即完となった。

国内配給が付かない状態のなか、劇場での上映権を個人で買い付けた人物により、昨年12月に「のむコレ」にて本作が上映されると、上映回は全て満席と立ち見となる大ヒットとなった。再上映を望む声が絶えず、わずか一ヶ月という準備期間で今回の拡大公開初日に急遽足並みを揃えた劇場は、シネマート新宿、チネチッタ川崎、イクスピアリ、センチュリーシネマ、シネマート心斎橋の全5館。さらに、フォーラム仙台(2月8日公開)、シアターキノ(2月9日公開)、KBCシネマ、シネマテークたかさき、横浜シネマリン、シネモンド、シネプラザサントムーン、出町座、桜坂劇場(以上、順次公開)など、全国から上映オファーが続々届いている。

メイキング場面写真は、ジョニー(ジョシュ・オコナー)とゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)の二人の関係が匂い立つシーン。出会って暫くは対立してばかりだった頃の二人や、本作の重要な舞台である牧場の石垣の前に立つ二人の姿、そして徐々に心を通わせ愛し合う関係になるも初々しさが感じられる様子が切り取られている。さらに、「のむコレ」公開時に開催されたトークイベント時の観客アンケートではジョニーよりも圧倒的な人気であることが判明し、ネット上でも「スパダリ(スーパーダーリン)のゲオルゲ」と大絶賛されたゲオルゲのソロショットもお披露目となった。

『ゴッズ・オウン・カントリー』
2月2日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋、センチュリーシネマ他にて全国ロードショー
監督:フランシス・リー
エンディングテーマ:パトリック・ウルフ「The Days」
出演:ジョシュ・オコナー アレック・セカレアヌ ジェマ・ジョーンズ イアン・ハート
配給:ファインフィルムズ

【ストーリー】 青年ジョニー(ジョシュ・オコナー)は、老いた祖母(ジェマ・ジョーンズ)と病気の父(イアン・ハート)に代わって、ヨークシャーにある牧場をひとりで管理している。孤独でやり甲斐を感じられない寂れた牧場での日々の労働を、酒と行きずりの不毛なセックスで紛らわすジョニー。ある日、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)が羊の出産シーズンに雇われる。初めは衝突する二人だったが、羊に優しく接するゲオルゲに、ジョニーは今まで感じたことのない感情を抱き、突き動かされていく…。

© Dales Productions Limited/The British Film Institute 2017