ドラマ「ブレイキング・バッド」のウォルター・ホワイト役で知られるブライアン・クランストンが、2026年に俳優業を引退するという噂についてメッセージをインスタグラムで発信した。
▼ブライアン・クランストン(左)、妻のロビン・デアデン(右) ブライアン・クランストンのインスタグラム(bryancranston)より ※以下写真すべて
ブライアンは先日、イギリスのGW誌で70歳を迎える2026年に「一時的にせよ、引退する」ことを宣言。同誌によると、自身の制作会社を閉鎖し、「ブレイキング・バッド」で共演したアーロン・ポールと共同設立したメスカル会社「ドス・オンブレス(Dos Hombres)」の半分を売却する予定で、外国でしばらく生活するという。
引退説が浮上したブライアンは6月9日、インスタグラムに「事実をはっきりさせたいと思います。私は引退しません」と投稿。「私がしようとしているのは、2026年に70歳の誕生日を迎えたら、1年間の一時停止ボタンを押すということです」と、俳優業を引退ではなく、1年間の活動休止であると説明した。
1989年に結婚した妻のロビン・デアデンとの2ショットをシェアしたブライアンは、長期休暇をとることで「妻のロビンと一緒にこの25年間ではできなかったような時間を過ごせる」とし、晩年を過ごす夫婦にとっての「新たな希望、目標、経験」になるとコメント。
また、「キャリアにおける “リセット”のような意味をもたらしてくれる」とつづり、「私は20年以上にわたってTV、映画でさまざまな役を演じ、信じられないような体験をしてきました…このような機会をいただけて、この上なく感謝しています。そうは言っても、オファーされている役をどのように演じるか、フレッシュなアイディアがなくなってきていると感じています。幅広い人生経験を探究することで精神が充実し、より確かな方法であらゆる役に準備できるでしょう」と続けた。
「ソーシャルメディアから離れ、ビジネスのハムスターホイールから離脱し、いつも読むと言っておきながら読めていなかった古典小説に没頭したいと思います」と休暇中の予定も明かしつつ、「ひとまず、私の投稿を読み、私の経歴を追ってくれた寛大な皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います…そのうちにまたお会いしましょう」と締めくくった。
インスタグラムのコメント欄には、ブライアンの相棒のアーロンが「愛してるよ、ブラザー!」と書き込み、エールを送っている。
現在67歳のブライアンは最近、2020年にスタートしたドラマシリーズ「Your Honor/追い詰められた判事」で主演を務め、今年1月に最新のシーズン2が米国で放送された。出演最新作となるウェス・アンダーソン監督の新作映画『アステロイド・シティ』は2023年9月1日に公開予定。そのほかの今後の出演作にマシュー・ヴォーン監督によるアクション映画『Argylle(原題)』などがある。
▼「Your Honor/追い詰められた判事」シーズン2の米国版予告編
▼『アステロイド・シティ』の米国版予告編