トム・ハンクス「悲しい」空港で死去した『ターミナル』のモデルになった男性を追悼

スティーヴン・スピルバーグ監督による2004年の映画『ターミナル』で主演を務めたトム・ハンクスが、同作の主人公のモデルになったイラン人の男性、メフラン・カリミ・ナセリさんが死去したことを受け、追悼メッセージをインスタグラムに投稿した。

▼メフラン・カリミ・ナセリさん トム・ハンクスのインスタグラム(tomhanks)より

複数の海外メディアによると、メフランさんは11月12日、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港で死去した。イランの難民だったメフランさんは、イギリスに向かう途中で渡航に必要な書類を紛失して身動きできず、1988年から2006年までシャルル・ド・ゴール空港で暮らしていた。メフランさんは“サー・アルフレッド”と名乗っていて、空港当局によると、介護施設で生活していたが9月中旬から空港で再び暮らし始め、ターミナルの2階で心臓発作によって亡くなった。

トムは11月16日、メフランさんと『ターミナル』の映画ポスターが写った写真を投稿。「シャルル・ド・ゴールにいたアルフレッドことメフラン・カリミ・ナセリが亡くなったと聞いて悲しい。『空港はそんなに悪くない』。メフランよりもこのことを理解している人はいませんでした」とつづって追悼した。

『ターミナル』は、アメリカのニューヨークにあるジョン・F・ケネディ国際空港を舞台に、東ヨーロッパの母国のクーデターによって入国も帰国もできなくなってしまった男性と、空港のターミナルを行き交うさまざまな人々との交流を描いたヒューマンドラマ。世界興行収入2億1900万ドルを記録するヒット作となった。

▼『ターミナル』の米国版予告編