『バック・トゥ』マイケル・J・フォックス&クリストファー・ロイド、NYコミコンで再会!

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで共演したマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが、米ニューヨークで行われたポップカルチャーの祭典、ニューヨーク・コミコン(NYCC)で再会を果たした。

▼クリストファー・ロイド(左)、マイケル・J・フォックス(右) クリストファー・ロイドのインスタグラム(mrchristopherlloyd)より

10月9日、1985年公開の大ヒットSFアドベンチャー映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパネルが開催。ゲストとしてマーティ役を演じたマイケル、ドク役のクリストファーがステージに登場した。

▼クリストファー・ロイドのインスタグラム(mrchristopherlloyd)より

2021年8月にワシントンD.C.で開催されたカルチャーイベント「Awesome Con」でも再会していた2人。クリストファーはマイケルとの2ショットをインスタグラムに投稿し、「ニューヨーク・コミコン、私の友人マイケル・J・フォックス、そして何より年を追うごとにイベントに来てくれる素晴らしいファンの皆さんに感謝。皆さんのおかげです!ヘビーだ!(This is heavy!)」と記し、イベントを振り返っている。

「Entertainment Tonight」など複数の海外メディアによると、イベントでは、元々マーティ役に起用されていたエリック・ストルツから撮影途中でマイケルにキャスト交代した出来事も語られた。クリストファーは「6週間の撮影を終えた後、午前1時に発表されたのは、マーティ役の俳優がもうマーティを演じないということ、そして次の日にマイケルとの撮影が始まるということだった」と語り、「マイケルとのケミストリー(相性の良さ)は最初のシーンからあって生きていた。それは3つの映画で変わることはなかった」と回想した。

イベントの約2週間前の9月24日には、マイケルの母フィリスが92歳で死去。マイケルは「今日まで…というよりも2週間前まで、母は僕が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出演するのはとても悪いアイディアだと思っていた」と告白。当時出演していたTVシリーズ「ファミリータイズ」の撮影もあり体調を心配されたようで、「母は映画を気に入ってくれたけど…僕は疲れていたよ」と、母との思い出を語った。

▼『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の本編映像

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)は、高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)が、科学者のドク(クリストファー・ロイド)が改造した車型タイムマシンに乗って30年前にタイムスリップしてしまうSFアドベンチャー。1989年に2作目『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』、1990年に3作目『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が公開された。

現在61歳のマイケルは、近年は「グッド・ワイフ」(2010〜2016)、「サバイバー:宿命の大統領」(2018)などのドラマで活躍。1991年にパーキンソン病と診断され、2020年11月に出版した回顧録の中で演技をするのが困難になっていることを明かし、俳優業からの引退を表明した。

83歳のクリストファーは、最近はアクション映画『Mr.ノーバディ』(2021)、ジョージ・クルーニー監督の『僕を育ててくれたテンダー・バー』(2021)などに出演。サイモン・ペッグと共演する『Nandor Fodor and the Talking Mongoose(原題)』など複数の新作映画の公開が控えている。