『007』シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役として知られるピアース・ブロスナンが、父の日に息子たちとの仲睦まじい家族写真をインスタグラムに投稿した。

▼（左から）パリス、ディラン、ピアース・ブロスナン、ショーン　ピアース・ブロスナンのインスタグラム（piercebrosnanofficial）より

6月19日に父の日を迎え、ピアースは自身の3人の息子たち、21歳のパリス、25歳のディラン、38歳のショーンと肩を組んだファミリーショットをシェア。屋外で撮影された写真では、裸足のピアースとディランが、帽子をかぶったパリスとショーンの間に挟まれ笑顔を見せている。

ピアースは、1980年から1991年まで結婚していた女優のカサンドラ・ハリスとの間に息子のショーン、2001年に再婚したキーリー・シェイ・スミスとの間に息子のパリス&ディランをもうけた。ショーンは俳優として活躍中で、パリス&ディランは2020年に開催された第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式でアンバサダーを務めた。

ピアースには、前妻のカサンドラと前夫の間に生まれ、養子として迎えた49歳の息子のクリストファー、娘のシャーロットもいる。カサンドラは1991年に卵巣がんにより43歳で死去。娘のシャーロットも2013年に卵巣がんによって41歳で他界している。

「息子のパリス、ディラン、ショーン、そしてクリストファーに永遠の愛を込めて」とキャプションを付けたピアース。「父の日に君たちの愛に心から感謝している」というメッセージをつづっている。

5人の子の父であるピアースは、2021年6月に英誌「Gentleman’s Journal」のインタビューで「僕には父親という存在がいなかったし、安定した家庭で育たなかった」と、孤独を感じていた子供時代を振り返り、「だから僕は家族を大切に思い、愛しているんだ」と家族への思いを明かしていた。

▼『ブラックアダム』の特報映像

そんなピアースは、出演最新作となるドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『ブラックアダム』が2022年12月2日に公開予定。本作には、強力な魔術を操るヒーロー、ドクター・フェイト／ケイト・ネルソン役として登場する。

現在69歳のピアースは、1980年に『長く熱い週末』で映画デビューし、TVシリーズ「探偵レミントン・スティール」（1982～1987）で人気を博す。『007』シリーズ第17弾『007 ゴールデンアイ』（1995）で5代目ジェームズ・ボンドに就任し、第20弾『007 ダイ・アナザー・デイ』（2002）まで同役を務め上げた。以降は『マンマ・ミーア！』（2008）、『ゴーストライター』（2010）、『マンマ・ミーア！ヒア・ウィー・ゴー』（2018）、『シンデレラ』（2021）などで活躍している。