ハル・ベリー、『X-MEN』を思わせるショートのプラチナヘアでレッドカーペットに登場!

『チョコレート』、『キャットウーマン』などに出演したハル・ベリーが、放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)に出席。出演映画『X-MEN』シリーズを思わせるショートのプラチナヘアスタイルでレッドカーペットに登場した。

▼ハル・ベリーのインスタグラム(halleberry)より

3月13日(現地時間)に米ロサンゼルスにて第27回放送映画批評家協会賞の授賞式が開催。人気アクション映画『X-MEN』シリーズで演じたキャラクター、ストームを彷彿させるショートヘアスタイルで、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」の白のシースルーコルセット&ブラックスーツ姿を披露した。

ハルは今回、エンタメ界でジェンダーの平等を推進し、ステレオタイプにとらわれずに可能性を広げた女性をたたえる「シーハー(SeeHer)アワード」を受賞。過去にはヴィオラ・デイヴィス、ガル・ガドット、クレア・フォイ、クリステン・ベル、ゼンデイヤが受賞し、ハルは6人目の受賞者となった。

▼ハルが放送映画批評家協会賞の授賞式で行なったスピーチ映像

セレモニーでスピーチを行ったハルは、昨年11月にNetflixで配信された映画『ブルーズド 〜打ちのめされても〜』で初監督に挑戦し、主演、プロデューサーを務めた経験を語った。「『ブルーズド』の脚本を初めて読んだ時、この作品は私のような人のために書かれた脚本ではないと思いました。そこで、私はプロデューサーたちに『私じゃだめなんですか?黒人の女性ではいけないのですか?』と聞きました。彼らから出演の許可を得た後、『監督を探してください』と言われたので、私は勇気を出して『私でどうでしょうか?』と言ったんです」

『ブルーズド』のリリース後、ある男性に作品の感想を聞いたというハルは、「彼は『女性が痛めつけられるのを見るのは辛かった。いい思いはしなかった』と言ったんです。この瞬間、私がなぜこのストーリーを伝えなければならなかったのか、はっきりとわかりました」と“ストーリーテリングの力”を実感したと述べ、「女性が立ち上がり、ストーリーを伝えている今、この場に立てることに感謝します。私たちは脚本を書き、プロデュースし、監督を務める。そして勇気があれば、同時に主役を演じられるのです」と、次世代の女性たちにエールを送っている。

現在55歳のハルは、1991年に『ジャングル・フィーバー』で映画デビュー。『X-MEN』シリーズ(2000、2003、2006、2014)でストーム役を演じ、マーク・フォスター監督の『チョコレート』(2001)でアカデミー賞主演女優賞を受賞した。以降は『キャットウーマン』(2004)で主演を務め、最近は『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)、『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)などの話題作に出演。監督デビュー作『ブルーズド 〜打ちのめされても〜』(2020)では再起を図る総合格闘家を熱演した。

今後の出演作には、主演を務めるNetflixのSFアドベンチャー『The Mothership(原題)』などがある。