シュワちゃん、ギリシャ神話のゼウスになってドライブ!サルマ・ハエックと共演した「BMW」のCMが公開

『ターミネーター』シリーズで知られるアーノルド・シュワルツェネッガーが、ギリシャ神話に登場する神ゼウスに扮したCMがお披露目となった。

▼アーノルド・シュワルツェネッガー(左)、サルマ・ハエック(右) アーノルド・シュワルツェネッガーのインスタグラム(schwarzenegger)より

シュワは今回、自動車メーカー「BMW USA」のCMで、ギリシャ神話の最高神ゼウスに変身。ギリシャ神話の女神でゼウスの妻であるヘラを、『エターナルズ』や『ハウス・オブ・グッチ』に出演したサルマ・ハエックが演じている。

▼アーノルド・シュワルツェネッガー&サルマ・ハエックが出演した「BMW USA」のCM

CMでは、シュワ演じるゼウスとサルマ演じるヘラが神を引退し、オリンポス山からカリフォルニアの砂漠リゾート、パームスプリングスに移住する。しかし、雷をつかさどるゼウスにとって、電気を使う人間界の生活はストレスが溜まるばかり。そんなゼウスがペットのペガサスを散歩させようとしていると、ヘラが次世代電気自動車「BMW iX」を紹介する。2人は早速BMW iXに乗って、1982年のエディ・グラントによる大ヒット曲「Electric Avenue」を歌いながらドライブを満喫するという内容になっている。

このCMは、2月13日(現地時間)に米カリフォルニアにて開催されたNFL王者決定戦、第56回スーパーボウルの試合中に放送された。

先日1月27日、シュワはゼウスに扮した謎のプロジェクトのポスターを自身のインスタグラムで初公開。キャプションには「2022年2月」という告知文が付けられ、スーパーボウルのCMではないかと複数の海外メディアが予測していた。

スーパーボウルのCMは、その注目度の高さから放映権が高額なことで知られ、企業が制作した特別CMが毎年大きな話題を集める。今年は通信会社「ベライゾン(Verizon)」のCMでジム・キャリーが1996年の主演映画『ケーブルガイ』を再現するなどユーモアあふれる広告が揃った。

現在74歳のシュワは、ボディビルダーとして活躍後、俳優に転身。『コナン・ザ・グレード』(1982)で一躍有名になり、『ターミネーター』(1984)のT-800役で世界的スターとなった。以降は『コマンドー』(1985)、『プレデター』(1987)、『トータル・リコール』(1990)、『ターミネーター2』(1991)、『トゥルーライズ』(1994)など数々のアクション映画がヒット。2003年から2011年まで米カリフォルニア州知事を務めた後、俳優業に復帰した。

近年は『ターミネーター2』の正統な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)にT-800役で再登場を果たした。今後は、2022年内に公開予定のアクションコメディ『カン・フューリー2(原題)』などが控えている。