ジャレッド・レト「催涙ガスを浴びた」イタリアでワクチン接種を証明する「グリーンパス」を巡るデモに遭遇

『ダラス・バイヤーズクラブ』などで知られるジャレッド・レトが、イタリア・ローマで10月9日に発生したワクチン接種などを証明する「グリーンパス」を巡る大規模なデモに巻き込まれた。

▼ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

映画『ハウス・オブ・グッチ』など複数の新作が控える中、現在ローマに滞在しているというジャレッドは、ネイビーのニット帽&黒のマスクを着用した姿で、デモに巻き込まれた様子をアップ。公開されたビデオでは「ワクチン接種とグリーンパスに反対する抗議だ」「そこら中に催涙ガスが…ここを離れなきゃ」と、街に充満する催涙ガスで目を痛めながら状況を説明している。

▼ジャレッドが出演する『ハウス・オブ・グッチ』の特報映像

新型コロナの大きな被害を受けたイタリアでは、ウイルス対策として、10月15日から全ての労働者にワクチン接種済みや検査での陰性を証明するグリーンパスの提示を義務付けることが決定している。

ジャレッドはキャプションに「イタリアで抗議運動に巻き込まれた」「催涙ガスを浴びて、この日はこれで切り上げた」とつづり、混乱した街中で警察がデモに対応している様子などを収めた複数の写真と動画を投稿している。

▼ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

ジャレッドが出演する、華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた真実を描く新作映画『ハウス・オブ・グッチ』は、2022年1月14日に公開。さらに、マーベル・コミックでスパイダーマンの宿敵として知られるモービウスを主人公とした主演映画『モービウス』、アメリカの企業「WeWork(ウィーワーク)」を題材にしたApple TV+のドラマ「WeCrashed(原題)」が2022年にリリースされる。

現在49歳のジャレッドは、TVドラマ「アンジェラ15歳の日々」(1994〜1995)の出演を経て、『キルトに綴る愛』(1995)で映画デビュー。『シン・レッド・ライン』(1998)、『17歳のカルテ』(1999)、『ファイト・クラブ』(1999)、『アメリカン・サイコ』(2000)などの話題作に出演した。『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)では大幅な減量を行い麻薬で破滅していく青年を演じ、ジョン・レノン殺害事件を描く『チャプター27』(2007)では役作りのため30キロ増量。『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)でも過酷な減量に挑み、同作でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。DCコミックスに登場するヴィラン(悪役)が集結した『スーサイド・スクワッド』(2016)ではジョーカー役を演じて話題に。俳優業に加えて、ロックバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」でボーカルを務め、ミュージシャンとしても活躍している。