「恋人たちのクリスマス」などのヒット曲で知られるシンガーのマライア・キャリーが、映画『フリー・ガイ』で主演を務めたライアン・レイノルズとコラボしたTikTok動画を公開した。
▲ライアン・レイノルズ(左)、マライア・キャリー(右)
マライア・キャリーのインスタグラム(mariahcarey)より
8月13日に公開されたライアン主演の映画『フリー・ガイ』は、ゲームの世界を舞台に、自分がモブキャラだと気づいてしまった男が“正義の味方”になるために立ち上がるアクション・アドベンチャー。本作では、マライアの1995年のヒット曲「ファンタジー」が印象的に使用されている。
先週、ライアンは映画の宣伝も兼ねて、主人公のモブキャラになりきり、「ファンタジー」に合わせて口パク&独特な振り付けを披露するTikTok動画を公開。
この動画を使用して、マライアは8月25日に「ライアンとデュエットしたよ」と、「ファンタジー」を2人で一緒にリップシンクするコラボ動画をアップ。動画では、笑顔で歌うマライアが、真剣な表情で口パクし出すライアンを少し怪訝そうに横目で見つめるという内容になっている。
▲マライア・キャリーのインスタグラム(mariahcarey)より
▲マライア・キャリーのインスタグラム(mariahcarey)より
動画をインスタグラムでも紹介したマライアは、キャプションに「ライアン、それは計画になかったよね!」とコメント。
マライアのコラボ動画を見たライアンは、「8月25日に今までで起こった、お気に入りの出来事」とインスタグラムのストーリーでリアクション。この日は妻で女優のブレイク・ライブリーの誕生日で、ジョークを飛ばしつつ、マライアからのサプライズを喜んだ。
▲ライアン・レイノルズのインスタグラム(vancityreynolds)より
マライアの大ファンだというライアンは、米メディア「Variety」のインタビューで、「ファンタジー」の起用と楽曲が映画に与えた影響について、「マライアと話ができて、映画の創作過程と脚本において、この曲がどれほど重要なエンジンであり、制作を進める力になったのか伝えたんだ」と語っている。
現在51歳のマライアは、1990年に“7オクターヴの歌姫”のキャッチフレーズとともに、シングル「ヴィジョン・オブ・ラヴ」でデビュー。2億万枚以上のアルバム・セールス、グラミー賞をはじめ数々のアワード受賞歴を誇る世界的シンガーとして知られている。女優としては、『プロポーズ』(1999)、『プレシャス』(2009)、『大統領の執事の涙』(2013)、『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017/声の出演)などに出演。2020年にはデビュー30周年を記念して、未発表音源などを収録した“裏ベスト”アルバム「レアリティーズ」をリリースした。
現在44歳のライアンは、『X-MEN』のスピンオフ映画『デッドプール』(2016)、続編の『デッドプール2』(2018)で知られ、最近はピカチュウの声を務めた『名探偵ピカチュウ』(2019)、Netflix映画『6アンダーグラウンド』(2019)などに出演。今後の出演作に、ドウェイン・ジョンソン、ガル・ガドットと共演する2021年11月12日にNetflixで配信されるアクション映画『レッド・ノーティス』などがある。