映画『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でおなじみのヒュー・ジャックマンが、主演を務める新作ブロードウェイミュージカル「ザ・ミュージック・マン(原題)」の上演に向けてタップダンスを練習している動画を自身のインスタグラムに投稿した。
▲ヒュー・ジャックマン(左)、振付師のウォーレン・カーライル(右)
ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
今年12月から米ニューヨークのブロードウェイで上演されるミュージカル「ザ・ミュージック・マン」の準備に取り組んでいるヒューは、振付師のウォーレン・カーライルとリハーサルをしている様子を公開。ウォーレンの手拍子に合わせて華麗なステップを披露し、順調ぶりをアピールしている。
今年4月、本作の制作に参加していた大物プロデューサーのスコット・ルーディンがパワハラの告発によって降板。また、コロナ禍での劇場公演が9月から再開されることが先日発表され、ヒューはキャプションに「ブロードウェイの明るい光に少しずつ近づいている」と、上演に向けて意欲をつづっている。
▲ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
ヒューは現在、母国オーストラリアに入国し、シドニーのホテルで隔離期間を過ごしているようだ。
▲隔離12日目のヒュー
ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
タップダンス動画には、ヒューとSNSで度々イジり合う仲のライアン・レイノルズが自身のインスタグラムのストーリーでリアクション。「これを気に入るつもりはないんだけど…めちゃくちゃ最高だよ。『ザ・ミュージック・マン』を観るのが待ちきれない」と、ヒューのパフォーマンスを絶賛した。
▲ライアン・レイノルズのインスタグラム(vancityreynolds)より
1957年に初演された「ザ・ミュージック・マン」は、1912年のアイオワの小さな町を舞台に、音楽バンドを結成すると人々に吹き込み楽器や衣装を売りつける詐欺師ハロルド・ヒルが、町の図書館に勤めるピアノ教師マリアン・パルーに出会い、彼女の気を引こうとする物語。ハロルド役をヒューが演じ、マリアン役には2度のトニー賞に輝いたサットン・フォスター。ヒューにとっては2014年の「ザ・リバー(原題)」以来となるブロードウェイ公演となる。12月20日からプレビュー公演、2022年2月10日から本公演がスタートする。
舞台でも活躍しているヒューは、2004年にブロードウェイ「ザ・ボーイ・フロム・オズ」でトニー賞ミュージカル部門主演男優賞に輝いた。映画でも歌声を披露しており、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』(2012)でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。伝説の興行師P・T・バーナムの人生に着想を得たミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)も大ヒットを記録した。
現在52歳のヒューは、SFアクション『X-メン』(2000)で主人公ローガン/ウルヴァリン役に抜擢され、同作は大ヒットを記録。『ウルヴァリン』シリーズの『LOGAN/ローガン』(2017)まで全9作に同役で出演した。そのほかの主な出演作は、『ニューヨークの恋人』(2001)、『プレステージ』(2006)、『リアル・スティール』(2011)、『プリズナーズ』(2013)、『フロントランナー』(2018)、『バッド・エデュケーション』(2019)など。待機作には、2021年9月17日に公開されるレベッカ・ファーガソン共演のSFサスペンス『レミニセンス』などがある。