ヒュー・ジャックマン「勇気に感謝」メーガン妃&ヘンリー王子のインタビューは「誰もが見るべき」とメッセージ

映画『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でおなじみのヒュー・ジャックマンが、イギリス王室から離脱したヘンリー王子夫妻のインタビューを「誰もが見るべきだ」というメッセージをインスタグラムで発信した。

▲ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より

イギリス王室を離れたヘンリー王子とメーガン妃は、3月7日に放送された米CBSの特別番組に出演。司会者のオプラ・ウィンフリーとのインタビューで、メーガン妃は王室との確執や王室メンバーとしての苦悩を告白。自殺願望を抱いていた時期があったことも明かし、大きな反響を呼んだ。

番組を視聴していたというヒューは、「メーガン妃とヘンリー王子のインタビューを見ることをおすすめしたい。昨夜、(妻の)デボラと僕、そして世界中の何百万人もの人々は番組を視聴し、とても驚いた」とコメント。「僕たちは、世間の注目を浴びている女性と彼女の夫が、公の場で、勇敢に、正直に、威厳を持って、人生で最も困難だった時期や助けを求めていたことについて語る姿を目撃した」と、インタビュー内容に衝撃を受けたことを伝えた。

ヒューは、メンタルヘルスの問題の改善や自殺予防に取り組んでいる母国オーストラリアの非営利団体「Gotcha4Life」の役員を務めている。ヘンリー王子夫妻のインタビューは「一人で悩んではいけないという驚くべき一例」であり、「誰もが見るべきだ」と薦めた。

最後にヒューは、メンタルヘルスの問題を抱える人々へ「必ず助けはどこかにある。決して一人で悩まないで」とエールを送り、「メーガン妃とヘンリー王子の勇気に感謝します」と締めくくった。

ヘンリー王子夫妻のインタビューでは、アフリカ系のルーツを持つメーガン妃が、王室から差別的な発言を受けたことも告白。2019年に誕生した長男アーチーくんを妊娠している時に、王室関係者から生まれてくる赤ちゃんの“肌の色”を懸念する発言があったことを明かし、波紋を広げている。

オーストラリア出身で現在52歳のヒューは、SFアクション『X-メン』(2000)で主人公ローガン/ウルヴァリン役に抜擢され、同作は大ヒットを記録。続く『X-MEN2』(2003)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)、『LOGAN/ローガン』(2017)でも同役で出演した。また、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』(2012)ではジャン・バルジャン役を演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)でも歌声を披露している。舞台でも活躍しており、2004年にブロードウェイ「ザ・ボーイ・フロム・オズ」でトニー賞ミュージカル部門主演男優賞に輝いた。

そのほかの出演作は、『ニューヨークの恋人』(2001)、『ソードフィッシュ』(2001)、『プレステージ』(2006)、『タロットカード殺人事件』(2006)、『彼が二度愛したS』(2008)、『リアル・スティール』(2011)、『プリズナーズ』(2013)、『チャッピー』(2015)、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)、『イーグル・ジャンプ』(2016)、『フロントランナー』(2018)、『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』(2019/声の出演)、『バッド・エデュケーション』(2019)など。待機作には、レベッカ・ファーガソンと共演する2021年内に米国公開予定のSFスリラー『レミニセンス(原題)』などがある。