映画『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役でおなじみのヒュー・ジャックマンが、新型コロナウイルスの最前線で闘う看護師に自家製パンをプレゼントした。
▲ヒュー・ジャックマン(手前)、看護師のアリーナさん(右奥)と夫のアーロンさん(中央奥)
ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
パン作りに夢中になっているというヒューは、今週、手作りのサワードウブレッドを手にした動画をインスタグラムに投稿し、「最前線で働く人、教師、バスの運転手など…こういった方を推薦してほしい。称えられるべき方を僕がランダムに数人選び、自家製のサワードウブレッドを直接届けるよ」というメッセージを発信。ヒューが直接配達できる地域の米ニューヨークに住み、コロナ禍の現場で対応している人に関する情報を募集した。
▲ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
その後、情報を受け取ったヒューは、ブルックリンにあるワイコフ病院で救急救命室の看護師として勤務するアリーナさんと、彼女の夫アーロンさんと面会。万全な感染防止対策をとりながら、自家製のサワードウブレッド、さらに自身がプロデュースするコーヒーショップ「ラフィング・マン・コーヒー(Laughing Man Coffee)」のコーヒーをプレゼントした。
▲ヒュー・ジャックマン(右)、「ラフィング・マン・コーヒー」のスウェットを着てプレゼントを受け取るアリーナさん(中央)とアーロンさん(左)
ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
ヒューのキャプションによると、アリーナさんはパンデミックが発生した時、ナース・プラクティショナー(一定レベルの診療や治療ができる看護師)になるためのプログラムの最終段階にいたようで、残業をしながら最終試験に向けて勉強に励んでいたとのこと。2歳の子供がおり、現在は妊娠6か月というアリーナさんは、「吹雪の中で終日働き、その後ボランティアで夜通し仕事をした」こともあった。その日は妊娠中でも「24時間働き、折り畳み式のベッドで4時間の睡眠をとった」という。
そんなアリーナさんに、ヒューは「最も驚くべきことで、称賛に値すると思うのは、彼女が不平を一切言わないということ。彼女はニューヨークで最も勤勉な看護師だ」と賛辞を贈った。少し早いバレンタインデーの贈り物となり、「このパンを絶対に気に入ってくれるはず!」と、自家製パンへの自信もうかがわせている。
▲ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
▲ヒューがプレゼントした自家製サワードウブレッド
ヒュー・ジャックマンのインスタグラム(thehughjackman)より
オーストラリア出身で現在52歳のヒューは、SFアクション『X-メン』(2000)で主人公ローガン/ウルヴァリン役に抜擢され、同作は大ヒットを記録。続く『X-MEN2』(2003)、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)、『LOGAN/ローガン』(2017)でも同役で出演した。また、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』(2012)ではジャン・バルジャン役を演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞。ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)でも歌声を披露している。舞台でも活躍しており、2004年にブロードウェイ「ザ・ボーイ・フロム・オズ」でトニー賞ミュージカル部門主演男優賞に輝いた。
そのほかの出演作は、『ニューヨークの恋人』(2001)、『ソードフィッシュ』(2001)、『プレステージ』(2006)、『タロットカード殺人事件』(2006)、『彼が二度愛したS』(2008)、『リアル・スティール』(2011)、『プリズナーズ』(2013)、『チャッピー』(2015)、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(2015)、『イーグル・ジャンプ』(2016)、『フロントランナー』(2018)、『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』(2019/声の出演)、『バッド・エデュケーション』(2019)など。待機作には、レベッカ・ファーガソンと共演する2021年内に米国公開予定のSFスリラー『レミニセンス』(原題)などがある。