2月3日(現地時間)に2021年度の第78回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、候補になったエル・ファニングが喜びのコメントをインスタグラムで発信した。
▲エル・ファニングのインスタグラム(ellefanning)より
TVシリーズ「THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜」で主演を務めたエルは、テレビ部門の主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネート。スウェット姿でマスクを着用し、ドラマのチームと乾杯してお祝いしたフォトを公開した。部屋の壁には、劇中に度々登場する掛け声「ハザー!(HUZZAH!)」という文字もデコレーションされている。
▲エル・ファニングのインスタグラム(ellefanning)より
本作は、18世紀のロシア宮廷を舞台に、ロシア史上最長の女性統治者に上りつめた女帝エカチェリーナの生涯を、コメディ要素を盛り込んで描いたドラマシリーズ。エカチェリーナをエル・ファニング、皇帝ピョートルをニコラス・ホルトが演じ、脚本を『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが務める。日本では今年2月から放送が開始され、シーズン2の制作も決定した。
今回のノミネーションで、本作はテレビ部門のコメディ・ミュージカル作品賞にノミネート。エルのほか、夫婦役を演じたニコラスもテレビ部門の主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)の候補となった。
▲ニコラス・ホルト(左)、トニー・マクナマラ(中央)、エル・ファニング(右)
エル・ファニングのインスタグラム(ellefanning)より
エルは「ハザー!と叫び声を上げるのにこれ以上の絶好の機会は考えられない!!! ゴールデン・グローブ賞のノミネートのニュースにとても圧倒されている」とコメント。「『THE GREAT』、そして私とニコラスを認めてくださったHFPA(ハリウッド外国人映画記者協会)に感謝しています」と感謝の気持ちを伝えた。
テレビ部門の主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)ではエルのほか、「エミリー、パリへ行く」のリリー・コリンズ、「ザ・フライト・アテンダント」(原題)のケイリー・クオコ、「ゾーイの超イケてるプレイリスト」のジェーン・レヴィ、「シッツ・クリーク」のキャサリン・オハラが候補に。「キャサリン、ジェーン、ケイリー、リリーは今年、人々の心を動かし記憶に残るパフォーマンスを披露した。彼女たちとノミネートされたことを光栄に思う」と感慨深げに投稿した。
「『THE GREAT』のキャスト、クルー、プロデューサーの皆さんを心の底から愛してる」と書き記したエル。「エカチェリーナという素晴らしいキャラクターを描いてくれた脚本家のトニー・マクナマラにも感謝。この若き女性キャラクターは、保守的な世界で一歩を踏み出すことをいとわず、どんなに多くのことを求められても、より良い方向に変えようと努力する。そして、劇中では私の夫であるニコラス、ピョートルとして見事に振る舞う彼にも感謝したい」とつづっている。授賞式は、2月28日(現地時間)に開催される予定だ。
子役から活躍していたエルは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』(2006)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)、ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』(2010)、J・J・エイブラムス監督の『SUPER8/スーパーエイト』(2011)、フランシス・フォード・コッポラ監督の『Virginia/ヴァージニア』(2011)など、著名監督の作品に数多く出演。ディズニーのアニメーション『眠れる森の美女』の悪役を主人公としたアンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント』(2014)、その続編『マレフィセント2』(2019)ではオーロラ姫を演じた。
そのほかの出演作は、『幸せへのキセキ』(2011)、『アバウト・レイ 16歳の決断』(2015)、『ネオン・デーモン』(2016)、『20センチュリー・ウーマン』(2016)、『パーティで女の子に話しかけるには』(2017)、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2017)、『ティーンスピリット』(2018)、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)、『最高に素晴らしいこと』(2020)などがある。