読書家ナタリー・ポートマン「川上さんの表現がすごく好き」川上未映子の小説「乳と卵」を紹介!

『レオン』、『スター・ウォーズ』シリーズで知られるナタリー・ポートマンが、最近読んでいる本として、川上未映子の小説「乳と卵」をインスタグラムで紹介した。

▲ナタリー・ポートマンのインスタグラム(natalieportman)より

読書好きとして知られるナタリーは、川上未映子が2008年に発表した小説「乳と卵」(英題:Breasts and Eggs)を紹介。本の表紙を披露し、読書中のセルフィーを投稿した。

最近、同書の英語の翻訳版が発売されたようで、ナタリーは「川上未映子さんの『乳と卵』は、タイトルが意味しているように、葛藤を描いていて現代的。今の日本で女性でいるということの川上さんの表現がすごく好き」とつづっている。

「乳と卵」は、言葉を発することを拒否する娘と、豊胸手術を受けようと上京してきた母親、その妹の“わたし”が過ごす3日間の物語。同作は第138回芥川賞を受賞した。

インスタグラムでは「ナタリーズ・ブック・クラブ(#nataliesbookclub)」のタグを使って、毎月1冊、愛読書を紹介しているナタリー。今年10月には、3つの寓話を現代に合わせてアレンジした絵本「Natalie Portman’s Fables」(原題)を出版した。

イスラエル出身のナタリーは、リュック・ベッソン監督の『レオン』(1994)でマチルダ役に抜擢され映画デビュー。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から始まる『スター・ウォーズ』シリーズ3部作では、ヒロインのパドメ・アミダラ役で出演した。ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツらと共演した『クローサー』(2004)ではゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞し、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。その後は『ブラック・スワン』(2010)の演技で、アカデミー賞主演女優賞ほか数々の賞に輝いた。また、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

このほかの出演作には、『コールド マウンテン』(2003)、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)、『ブーリン家の姉妹』(2008)、『マイ・ブラザー』(2009)、『抱きたいカンケイ』(2011)、『マイティ・ソー』(2011)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)、『ジェーン』(2016)、『アナイアレイション -全滅領域-』(2018)、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(2018)、『ポップスター』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)など。待機作には、2022年5月6日に米国公開予定の『マイティ・ソー』シリーズ第4弾『ソー:ラブ・アンド・サンダー』(原題)がある。