『ウォール街』などに出演したマイケル・ダグラスが、ハリウッドの名優で今年2月に死去した父カーク・ダグラスの104回目の誕生日をお祝いし、親子の思い出のフォトをインスタグラムに投稿した。
▲父カーク・ダグラス(左)と若きマイケル・ダグラス(右)
マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
マイケルの父カーク・ダグラスは、ハリウッド黄金期を代表するスター俳優の一人として知られ、今年2月5日に103歳でこの世を去った。これまでに『海底二万哩』(1954)、『突撃』(1957)、『OK牧場の決斗』(1957)、『スパルタカス』(1960)、『ファイナル・カウントダウン』(1980)など数々の名作に出演した。
12月9日にカークの104回目の誕生日を迎え、マイケルは亡き父との思い出をスライドショーで振り返った。父と同じ俳優の道に進んだマイケルは、音声メッセージで「父が僕に与えてくれた最高のアドバイスはこういうものだった。“何をしようと、全力を尽くせ。これ以上何もできないとわかってから、その仕事をやめること。失敗したら、背を向ける。ベストを尽くしたんだから。過去を振り返るな”」と語っている。
▲マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
▲マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
キャプションには「父さん、誕生日おめでとう!会いたいよ。そして、いつも最高のアドバイスをしてくれてありがとう!」と祝福のメッセージをつづった。
▲マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
▲マイケル・ダグラスのインスタグラム(michaelkirkdouglas)より
マイケルの妻で、『シカゴ』などで知られる女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズも、カークとキスをしているモノクロのフォトをアップ。「あなたが毎日恋しい。誕生日おめでとう、パパ」とお祝いした。
▲カーク・ダグラス(左)とキスをするキャサリン・ゼタ=ジョーンズ(右)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(catherinezetajones)のインスタグラムより
マイケルは、父カークの死去を自身のインスタグラムで発表。声明文の最後では「私が父の最後の誕生日に伝えた言葉で終わらせてください。父さん、心から愛してるよ。あなたの息子であることをとても誇りに思っている」とつづっていた。
現在76歳のマイケルは、『マイケル・ダグラス/ヒーロー』(1969)で映画デビュー後、製作として参加したジャック・ニコルソン主演の『カッコーの巣の上で』(1975)がアカデミー賞作品賞を含む5部門を受賞。『ウォール街』(1987)で演じた貪欲な投資家役でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『危険な情事』(1987)や『氷の微笑』(1992)でも脚光を浴びた。マーベル・コミック原作の『アントマン』(2015)では、ハンク・ピム博士役を演じ、『アントマン&ワスプ』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)にも同役で登場している。
このほかの出演作は、『ブラック・レイン』(1989)、『ディスクロージャー』(1994)、『アメリカン・プレジデント』(1995)、『ゲーム』(1997)、『トラフィック』(2000)、『ウォール・ストリート』(2010)、『恋するリベラーチェ』(2013)、『ラスト・ベガス』(2013)、『最高の人生のつくり方』(2014)、「コミンスキー・メソッド」(2018〜)などがある。