シャーリーズ・セロン「どうか安らかに」『マッドマックス』イモータン・ジョー役ヒュー・キース・バーンが死去

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のイモータン・ジョー役で知られる俳優のヒュー・キース・バーンが死去。73歳だった。これを受け、同作で共演したシャーリーズ・セロンが追悼メッセージをインスタグラムに投稿した。

▲ヒュー・キース・バーン(左)、シャーリーズ・セロン(右上)、ジョージ・ミラー監督(右下)
シャーリーズ・セロンのインスタグラム(charlizeafrica)より

ヒュー・キース・バーンは、ジョージ・ミラー監督による1979年の映画『マッドマックス』で、暴走族のリーダー、トーカッター役を演じて一躍有名になった。2015年の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、悪役のイモータン・ジョー役で強烈な印象を残した。昨年11月には来日を果たし、『マッドマックス』のファンイベント「マッドマックス・コンベンション2019」に参加した。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で大隊長フュリオサ役を演じたシャーリーズは、ヒューの訃報を受け、「ヒュー・キース・バーン、どうか安らかに。あなたが邪悪な首領を素晴らしく演じられたのは、あなたがとても思いやりがあって美しい魂を持っていたからです。あなたという友人がいなくなり、寂しくなります」と追悼のコメントを発表。同作のメイキングフォトを投稿し、別れを惜しんだ。

インド・カシミール出身のヒューは、オーストラリアで俳優としてのキャリアをスタートさせ、1967年にTVシリーズ「Bellbird」(原題)でデビュー。数々の作品に出演し、ジョージ・ミラー監督による映画『マッドマックス』(1979)で知名度を上げた。同作の公開から約35年後、ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)でシリーズ復帰を果たし、荒野の独裁者イモータン・ジョー役を熱演した。

南アフリカ出身のシャーリーズは、『2 days トゥー・デイズ』(1996)で映画デビュー。実在のシリアルキラーを演じた『モンスター』(2003)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その後、『スタンドアップ』(2005)で同賞にノミネート。今年2月に日本公開された『スキャンダル』(2019)でも同賞の主演女優賞にノミネートされ、ハリウッドの第一線で活躍している。待機作には、2021年公開予定の『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』などがある。