マーク・ラファロ、一人二役を演じエミー賞主演男優賞に輝く!「感謝の気持ちでいっぱい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のハルク役で知られるマーク・ラファロが、第72回エミー賞主演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)を受賞し、喜びと感謝の気持ちを自身のインスタグラムで伝えた。

▲マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

9月21日(日本時間)、米テレビ界最高峰の栄誉とされる第72回エミー賞授賞式が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、史上初となるオンライン形式で開催。

マークは、TVシリーズ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」で双子の兄弟を一人二役で演じ、主演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)を見事受賞。自宅で妻のサンライズ・コイグニーと喜びを分かち合った。

授賞式終了後、マークは、トロフィーをテーブルに飾り嬉しそうな表情を浮かべている写真や、自宅の部屋で踊るように両手を挙げているフォトなどを公開。「忘れられない夜になった。感謝の気持ちでいっぱいだよ。『ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー』のキャストとスタッフのみんなにはどんなに感謝してもしきれない」とコメント。「たくさんの温かいお祝いの言葉をありがとう。皆さんが僕の作品に関心を持ってくれてとても光栄に思う」とつづった。

▲マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

▲妻のサンライズ(左)とハグをするマーク(右)
マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

▲自宅からリモートで授賞式に参加したマーク&サンライズ
マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

▲トロフィーとの2ショット
マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

この投稿には、『アベンジャーズ』シリーズで共演したジェレミー・レナーやジョシュ・ブローリン、『恋はゴースト』で共演したリース・ウィザースプーン、『キッズ・オールライト』などで共演したジュリアン・ムーアらもメッセージを送って祝福した。

「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」では、精神疾患を抱えた双子の兄と彼を支える主人公の二役を演じたマーク。受賞スピーチでは同作について、「これは家族についての物語」とコメント。「この作品は“私たちはどのようにしてお互いや最も弱い立場にある人々と関わり、尊敬し、助け合っていくのか?”という大きな質問を投げかけます。愛と思いやりを持って、彼らのために戦う。それが今日必要なことです」と語り、アメリカの政治的、文化的な問題に言及しつつ、「お互いを愛し、多様性を尊重することで、僕たちは共に強くなれる」と、力強いメッセージを発信した。

同部門には、ヒュー・ジャックマン(『バッド・エデュケーション』)、ジェレミー・アイアンズ(「ウォッチメン」)、ジェレミー・ポープ(「ハリウッド」)、ポール・メスカル(「ふつうの人々」)がノミネートされた。

受賞結果は、SFアクション「ウォッチメン」がリミテッドシリーズ部門作品賞を含む最多11部門を受賞。ドラマ部門の作品賞は「キング・オブ・メディア」、コメディ部門の作品賞には「シッツ・クリーク」が選ばれた。

マークは、『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000)で注目され、『キッズ・オールライト』(2010)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。その後も『フォックスキャッチャー』(2014)、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)でも同賞にノミネートされた。多くの話題作に出演し、MCUの『アベンジャーズ』(2012)でブルース・バナー/ハルク役を演じて以降、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で同役を好演した。

そのほかの出演作は、『コラテラル』(2004)、『ゾディアック』(2007)、『シャッター アイランド』(2010)、『グランド・イリュージョン』(2013)、『はじまりのうた』(2013)、『ダーク・ウォーターズ』(原題/2019)、TVシリーズ「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」(2020)などがある。