「ブレイキング・バッド」ブライアン・クランストン、新型コロナに感染したことを明かす「ラッキーだった。症状は軽かった」

大ヒットドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」で知られるブライアン・クランストンが、新型コロナウイルスに感染したことを自身のインスタグラムで明かした。

▲ブライアン・クランストンのインスタグラムより

現在64歳のブライアンは、マスクを着用した姿で登場した動画を公開。「新型コロナウイルスに感染した」と明かし、現在は回復していることを報告した。

感染予防を徹底していたというブライアンは投稿で、「ルールに厳密に従っていたけど…ウイルスに感染してしまった」とコメント。「このウイルスによって、アメリカでは15万人以上が亡くなっているなんて圧倒されてしまう。私はラッキーだった。症状が軽かったからね。恵まれていることに感謝している。そして、マスクを着用し、手洗いを続け、社会的な距離を保つよう、皆さんに強く勧める。私たちは(ウイルスに)打ち勝つことができる。ただし、みんなが協力してルールに従うのならね。健康でいてください」と、ファンへ感染予防に努めるようメッセージを伝えている。

動画では、ブライアンがUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の血液センターを訪れ、抗体を含んだ血しょうを提供している様子が公開された。

▲ブライアン・クランストンのインスタグラムより

▲ブライアン・クランストンのインスタグラムより

新型コロナの感染拡大が深刻化するアメリカでは、ブライアンが投稿で伝えているように、これまでの死者数は15万人を突破、感染者数は440万人に上っている。

ブライアンは、舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、1982年にTVデビュー、1987年に映画デビュー。シチュエーション・コメディ「マルコム in the Middle」(2000〜2006)への出演後、大ヒットTVシリーズ「ブレイキング・バッド」(2008〜2013)で、がんを宣告されドラッグの製造に手を染める高校教師ウォルター・ホワイト役を好演。エミー賞では4度の主演男優賞を受賞するなど、同作での演技が絶賛された。その後、映画への出演が増え、名作を手がけた脚本家ダルトン・トランボの人生を描く映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015)では、アカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たした。

このほかの出演作は、『ドライヴ』(2011)、『幸せの教室』(2011)、『アルゴ』(2012)、『トータル・リコール』(2012)、『GODZILLA ゴジラ』(2014)、「スニーキー・ピート」(2015〜2017)、『潜入者』(2016)、『ウェディング・バトル アウトな男たち』(2016)、『パワーレンジャー』(2017)、『30年後の同窓会』(2017)、『THE UPSIDE 最強のふたり』(2017)、『犬ヶ島』(2018/声の出演)など。待機作には、ゴリラを主人公としたディズニー映画『ザ・ワン・アンド・オンリー・アイヴァン』(原題)などがある。