『フォレスト・ガンプ/一期一会』、『グリーンマイル』などで知られ、新型コロナウイルスに感染したことを公表したトム・ハンクスが、同じく感染した妻で女優のリタ・ウィルソンとの2ショットを自身のインスタグラムで公開、現在の状況を報告した。
▲リタ・ウィルソン(左)、トム・ハンクス(右) トム・ハンクスのインスタグラム(tomhanks)より
トムは、3月12日にエルヴィス・プレスリーの伝記映画の撮影準備のため訪れていたオーストラリアで、新型コロナウイルスに感染したことをSNSで公表。翌日の13日に穏やかな表情の二人の写真をアップしたトムは、「リタと私は、私たちの世話をしてくれるオーストラリアの全ての人に感謝しています。私たちはCOVID-19(新型コロナウイルス)に感染し、隔離されているので、誰にもうつすことはありません。これが非常に深刻な病気につながる人もいます。私たちは一日一日を着実に過ごしています。(@ritawilson and I want to thank everyone here Down Under who are taking such good care of us. We have Covid-19 and are in isolation so we do not spread it to anyone else. There are those for whom it could lead to a very serious illness. We are taking it one-day-at-a-time.)」と感謝の気持ちと現状を綴っている。
続けて、「これを乗り切るために私たちにできることは、専門家のアドバイスに従って、自分やお互いを気遣うことだけです。(There are things we can all do to get through this by following the advice of experts and taking care of ourselves and each other, no?)」とコメント。最後に、1992年公開の主演映画『プリティ・リーグ』の台詞を引用し、「こうした状況でも、野球に泣くなんて言葉はない。(despite all the current events, there is no crying in baseball.)」と強いメッセージを伝えている。
トムは、3月12日にゴミ箱と医療用手袋の写真を投稿し、夫妻が「疲れを感じ、風邪をひいたようで、体が痛かった(We felt a bit tired, like we had colds, and some body aches)」ことを伝え、「新型コロナウイルスの検査を受け、陽性反応が出ました。(we were tested for the Coronavirus, and were found to be positive.)」と報告していた。夫妻は、バズ・ラーマン監督によるエルヴィス・プレスリーの伝記映画の撮影準備のため、オーストラリアに滞在していた。
▲トム・ハンクスのインスタグラム(tomhanks)より
数多くの受賞歴を誇るトムは、『フィラデルフィア』(1993)でアカデミー賞主演男優賞を初受賞、翌年『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)で2年連続同賞に輝いた。このほか、オスカーでは『ビッグ』(1988)、『プライベート・ライアン』(1998)、『キャスト・アウェイ』(2000)で主演男優賞にノミネート、『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』(原題/2019)で助演男優賞にノミネートされた。そのほかの主な出演作には、『ユー・ガット・メール』(1998)、『グリーンマイル』(1999)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)、『ターミナル』(2004)、『ダ・ヴィンチ・コード』(2006)、『天使と悪魔』(2009)、『幸せの教室』(2011)、『キャプテン・フィリップス』(2015)、『インフェルノ』(2016)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)、アニメーション映画『トイストーリー』シリーズ(1995、1999、2010、2019)などがある。