【全起こし】向井理の「目がブッ飛んでて怖い」!? 山本耕史「問題を起こす人が“鈴木”、いい加減気づけよ!」と自分を叱責「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」第1話完成披露試写会&舞台挨拶レポート全文掲載

MC:役柄から見える未来という感じですね。ありがとうございます、大変興味深いです。続いて三浦さん。演じられていかがでしたでしょうか。

三浦:僕の中で「医者」と「警察」と「弁護士」が一番台詞が難しくて…。今回の話をいただいたときに、医療裁判って言われて。医者と弁護士が両方きちゃって、「これどうしようかな」と思ったのが一番初めです。結構暗い気持ちになりながらやってはいたんですけれど(笑)。東っていう弁護士の仕事を自分でよくよく考えてみると、「確かにAIがもっと進歩していったら、弁護士っていう仕事もいらなくなるかもしれないし、もしかすると俳優っていう仕事も僕自身の仕事もいらなくなってしまうかもしれないし…」とか考えながら、また暗い気持ちになりながらやってました。でも進歩する技術にはワクワクした気持ちを抱えながら楽しんでましたね!

MC:ありがとうございます。さぁ名残惜しくなりましたが、最後に、向井さんから本作を楽しみに待たれている皆様に一言、ご挨拶を頂戴したいと思います。

向井:2008年から始まったWOWOW連続ドラマWの最初の放送から10年経ちましたが、今までスペシャルも含めて、「パンドラ」5本目になります。今までパンドラをご覧になってきた方々は、今回どういう「パンドラ」になるのかっていう期待値がとても高いと思います。今回はAIということですが、今まで、薬やクローン、科学技術みたいなものがありました。AIっていうのは結局、僕らもやってて何だったのか分かってない状態なんですけれども、そういった科学技術だったり文明の進歩や発達が、それを取り巻く人間たちに、どう影響を与えるのか、これが今までの「パンドラ」の全てのテーマだったと思います。今回はAIという人工知能に絡めとられていく人間たちが、どういう風にその技術と向き合っていくのか、テーマとしてはとても壮大なんですけれど、僕は人間ドラマだと思って演じていました。そういった新しいAIという人間ドラマを是非ご覧いただきたいと思います。そして初めて「パンドラ」を見る方々、WOWOWにしかできない表現、テーマ、映像など、技術だけではなく、意気込みみたいなものをとてもWOWOWには感じられますし、その真骨頂が、僕は「パンドラ」だと思っています。ですので、これだけ多くの人を惹きつけるWOWOWであったり、僕らもWOWOWに出たいと思わせる、そういう意味が今回のドラマに詰まっていると思いますので、是非、体験していただきたいと思います。よろしくお願いします!

「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」
11月11日(日)よりWOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜よる10時から放送(全6話) ※第1話無料放送
監督:河毛俊作 村上正典
脚本:井上由美子
音楽:佐藤直紀
出演:向井理 黒木瞳 美村里江 三浦貴大 山本耕史 原田泰造 渡部篤郎

【ストーリー】 IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎(向井理)が開発したAIによる患者の診断が行なわれていた。人間の医師が行うよりも短時間で正確に、しかも無料で行うAI診断は世間で評判を呼ぶ。AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平(渡部篤郎)は、海外に後れを取らないためにも医療のAI化を進めていくべきだと主張。しかし、医師会会長の有薗直子(黒木瞳)は「時期尚早」と難色を示し、さらに優秀な外科医の上野智津夫(原田泰造)もAIに診断された患者の手術に当たることを不快に思っていた。そんな中、AI診断に基づいて上野が手術した患者が、術後に容体が急変して亡くなってしまう。上野はAIが余計な診断をしたせいだと言い放ち、鈴木は上野の判断が間違っていたせいだと反論する。一方、記者の太刀川春夫(山本耕史)は、AIで診断した患者が死亡したという情報をつかみ、独自の調査を始めていた。