MC:役作りというと、田村さん、イケメンプロゴルファーということで、イケメンの部分では役作りはそんなに難しくないとは思うんですが…。
田村:いやいや!すごく大変でしたよ!
足立:元旦那がイケメンだもんね。
田村:元旦那がずっとイケメンって言ってて!足立さんが。
足立:今から間に合うんだったら代えてほしい!って(笑)。
田村:代えてほしいってね!心にもないこと言ってるんですけど(笑)。
MC:プロゴルファーという点では役作りも。
田村:そうなんですよ。僕、今までゴルフを1回もやったことがなくて、どうしよう!と思って。普段はグループでも活動しているので、そういう活動もあったりとかしてなかなか行く機会がなくて。短い間だったんですけど、プロの方にも教えてもらったりとか、動画とかで石川遼さんのやつをしっかり見て、かっこいいなぁと思いながら、一生懸命練習しましたね。
足立:うまかったですよね。
秦:上手だった。
田村:ありがとうございます!それで、行った初日に最初やるシーンが、緊張しちゃってたし、まだあまりつかめてなくて、エキストラの人に「おい、なんだよ!もうちょい頑張れよ!」って言われて、やべぇなって思ってたんですけど、最後のほうに「良かったよ!」って褒めてもらえて。
MC:エキストラの方からも褒めらえて。
田村:そうですね。エキストラの方にも褒めていただきました、なんとか。
MC:秦監督、お上手だったっておっしゃっていましたけど。
秦:上手でしたね。でも撮影の時に、次のシーンにいきたいのに、ずっと田村くんがロングパットの練習をしていて、いやいや、演技があるから、みたいな…。
足立:やだー!
秦:今パットしてるところじゃないからって、「いやいや、入れないと次にいけないんで!」って(笑)。あれで日没時間切れになったりなんかもしなくもなかったり。
足立:たしかに無駄な1日があった!
田村:いやいや、そんなことはないでしょ!
MC:ゴルフに集中しちゃう時があったんですね。
田村:結構僕は集中力が高い人間なので、グッ!っと入るとこう…なぜ会場にちょっと笑いが起きてるのかわからないですけど(笑)、ガッ!っといっちゃうので。
MC:違うぞって、たぶん皆さんは思っていらっしゃると思うんですが(笑)。足立さん、秦監督の演出、演技指導は厳しかったですか?そんなことはないですか?
足立:そんなことはないと思います。楽しく、でも私たちが悩んだときは親身に聞いてくださって。そこまでこうしてほしいってめちゃくちゃ言われた記憶はないんですよね。でも、餃子屋の中のシーンで「私は宇都宮の餃子界のマップに載ってやるんだ!」って言ったところの後の、(餃子の名店である)「みんみん」とか「めんめん」とかに並んで私は載りたいんだ!って言うシーンは、ちょっとミュージカルふうにやってほしいみたいなことを言われて、それは実際に監督に言われて。
秦:足立さんはしっかり演技プランが最初から自分である女優さんなので、それをとにかくなるべく活かしたいなというのはありました。すごく安心して任せられる。
MC:そこはちょっとミュージカルふうにっていう指導もされたんですね。
足立:そこに加えて、ちょっとカメラ目線していいですか?って(笑)。
秦:ちょっとだけですよ!全体の5パーセントぐらいちょっとリクエストしたっていう。でも基本的には足立さんが作ってきた役に映画が寄り添うような、そういう作り方を今回はしたつもりです。
MC:足立さんはしっかり演技プランを立てて参加されていたようですが、田村さん、監督の演出指導で何か印象に残っていることってありますか?
田村:あの話をしていいですか?
足立:あー!結果カットされてたでしょ?
田村:結果ないけど(笑)。実は監督に、どこのシーンかは言わないですけど、撮影開始の10分ぐらい前に「田村くん、ちょっと『スリラー』の練習しといて」って言われて、マイケル・ジャクソンの。
秦:ボツになりましたけどね(笑)。
田村:「これ、10分後にやるんですか!?」「やってほしい」って言われて、スリラーの踊りを急に!でも梨花ちゃんと相談していて、「この後大事なシーンだから、いけんくなるよね?」って感じになって(笑)。どうしよう!って監督に相談しにいって…。
秦:すぐ撤回しました!
田村:ですよね!って感じで(笑)。その時は「あ、監督ってちょっと変わった人だな」って思いましたね(笑)。
MC:パッと思いつかれたんでしょうね。それは練習しないで…。
田村:いやいや!練習しましたよ!
足立:練習して、実際やったんですよ!
田村:ちょっとやったよね!
足立:ちょっとやったけど…。
田村:急にやべぇやつみたいになっちゃうんですけどって言って(笑)。
足立:大丈夫。たむたむはやばいやつだから。
田村:それは素じゃん?素の俺…いやいや!素もやばくないですけど!(笑)。