MC:今日は教室の机に座っていただいて、お話をうかがっていこうと思います。監督が個人面談の親にしか見えないですね(笑)。
神徳:そうですね、2人の進路を話に来た(笑)。
MC:今日は約108名の男女のペア、カップルの皆さまにお集まりいただきました。入り口での平野さんと平さんのお出迎え、いかがでしたか皆さん?
(会場拍手)
MC:見ていたら、皆んなビックリしすぎて固まってましたよね?
平野:何人か気づいてなかった方もいらっしゃってましたよ(笑)。僕らもちょっと傷つくという(笑)。
MC:なかなかこういう機会がないですけど、どうでした?お客さんとこんな近くで会って。
平野:僕は初めてでした。
平:私も初めてですね。新鮮でした。
MC:なぜお出迎えしたかと言いますと、これからご覧いただく『honey』を観てもらえばわかると思うのですが、平野さん演じる鬼瀬大雅。赤い髪、鋭い目つき、見かけは誰もが恐れる超不良なんですけれども、じつはすごくピュアで純粋、熱い思いを持っている男なんです。その鬼瀬大雅が平さん演じるヒロインの奈緒に突然薔薇の花を渡してプロポーズをするところから、この鬼キュンラブストーリーが始まっていくということで、平野さんは今日、男性陣に薔薇を渡したんですよね?
平野:そうです。あえて。
MC:普通だったら女性ですよね?何でですか?
平野:この映画を観て、彼女の大切さを知ってもらった上で、映画を観終わった後、彼女にこっそり渡していただけたら嬉しいなという計画です。
MC:どっきりをバラしちゃいましたね。
平野:女性の方で薔薇の花を受け取ろうとしてくれた方が結構いらっしゃったんですけど気持ちをグッと抑えて、僕は男性の方に渡しました。
MC:今日はすでにカップルの方もいれば、男友達とか、気になっている人を誘った方もいるんですよ。
平:カップルの方はどのくらいいらっしゃるのですか?
平野:あれ?全然いないじゃないですか!?
平:少ない!?すごい、こんな感じなんですね。
MC:帰りが気になりますね。
平野:帰りに薔薇が道端に落ちていたなんてことに…。
MC:そんなことはないです(笑)!
平:でも『honey』を通じて発展するかもしれないですね?
MC:この映画を観てね、恋したいな、とかね。ぜひ渡していただければと思います。さあ、監督。本作は大人気少女コミックの映画化になりますけど、女の子が観て鬼キュンするのはわかります。ただ、この間の完成披露試写会に行ったときに、男性の人も結構泣いていたという。
神徳:泣けると思いますよ。やっぱり大雅という役に、男の子は感情移入できると思いますし、好きな人を守るために身体を張るシーンはカッコイイし、自分もいつかそんな風に身体を張りたいと考えられるような作品になっていると思います。
MC:平野さんは本作へ出演が決まってから原作の少女漫画を読まれたということなんですが、もともと持っていた少女漫画のイメージと、『honey』の原作を読んでどう思いましたか?
平野:僕の少女漫画のイメージは、壁ドンを1ページに一回しているイメージなんですよ。毎回、ドンドンしている感じで。僕も「少女漫画の原作キタ!」と思って、練習を家でしていたんですけど…。
MC:ちょ、ちょっと待ってください。どんな練習をしたんですか?
平野:普通に自分の部屋で(立って壁ドン)っていうのをずっと、おばあちゃんに怒られながらやってました。ドンドンすると近所迷惑になっちゃうから(笑)。それぐらいの頻度でやっているイメージだったので、練習しながら見てたんですけど、壁ドンが一個も出てこず…。人間味らしいキュンキュンっていうか。現実に近いキュンキュンがいっぱい出てきたので、「ああ、壁ドンしないんだな…」と思いましたね。ちょっとやってみたかったですね。練習したんで。
MC:今回はその練習は無駄になってしまいましたね。
平野:無駄になってしまいましたけど、やってみたかったですね。