【全起こし】福士蒼汰、骨にヒビ入るも「全然大丈夫」映画『曇天に笑う』増上寺プレミアイベント全文掲載!

MC:(笑)。それでは、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。福士さん、この作品は男同士が激しくぶつかり合う、激しい殺陣によるアクション、本当におもしろかったんですけれども、福士さんの天火は“鉄扇”という特殊な武器を使っていて、しかも下駄を履きながらの殺陣という、大変だったところがあったと思いますがどうでしたか?

福士:“鉄扇”という、リーチが短かったりとかで戦うのに難しい部分もあったんですけれど、僕はカリという武術をやっていたので、その武術の技術を応用して今回は活かしてやりましたね。下駄は大変でした!下駄は歩いただけでもカコカコ…今日も下駄を履いているんですが(笑)、見えないね!全然見えないね!すみません(笑)。下駄もいろいろな試行錯誤をしながらアクションに挑みましたね。

MC:接近していて危険なことはなかったですか?かなり接近したアクションもありましたが。

福士:そうですね。安全第一のもとでやっていたので、大きな怪我はなかったと思います!

MC:ギリギリのところでやっていたところは?

福士:僕的には大きくないと思っている怪我はありますけど(笑)。生傷とかは全然あるんですけど。でも、そんなに大きな怪我はなく、安全にできたかたなという感じですね。

本広:(骨に)ひび、入んなかったっけ? 今、「あれ、違う映画のことかなぁ」って思って(笑)。かなり重症でしたよ。

福士:そうですね。ちょっとご迷惑をかけた点もあったかもしれないですけど、動き的には問題なくできましたし、皆さんの配慮の上でできたので全然大丈夫です。申し訳なかったですけど。

MC:それぐらい激しく素晴らしいアクションシーンでした。中山さん、3兄弟らしさを出すためにいろいろとお話になったりしたこととか、現場で気をつけたりしたこと、監督からアドバイスがあったことはありましたか?

中山:福士くんが最初に会ったときから、やっぱり身長も大きいしイケメンやし、僕、男兄弟がいないんですけど、「あ!兄貴!」っていう感じでしたね。最初に会ったときからすぐ兄貴として受け入れられましたし、弟はかわいいし人懐っこいし、男兄弟がいたらこんな感じなのかなぁと思いましたね。

MC:福士さんは長男じゃないですよね?

福士:はい。僕はもうバリバリ末っ子です。

MC:今回、引っ張っていく役はどうでしたか?

福士:今回でいうと優馬と耀人が、現場に入った瞬間に弟でいてくれたので、逆に2人によって兄にさせてくれたような感覚がありましたね。

MC:若山さん、この現場はお兄さんだらけじゃないですか。この3兄弟でも3兄弟じゃなくてもいいんですけど、正直現場で一番優しかったお兄ちゃんは誰ですか?

福士:正直言おう!正直言おう!

若山:結構現場でも3兄弟の方と仲良くさせてもらったり、犲の方と仲良くさせてもらったりしたんですけど…一人を選びたいんですけど…。3兄弟も犲もすごく仲良かったんですけど、僕の中の一番のお兄さんは…本広お兄さんだと(笑)。

(キャスト陣、「そっち?!」「大人な発言すんなよー!」「よくわかってる(笑)」と一斉にツッコミ)

若山:現場では兄弟の方とか犲の方とも仲が良かったんですけど…。現場で演技のこと以外で本広監督とはなかなか…。

大東:社会の生き方を覚えたな(笑)。

加治:お兄さんたち、無駄にドキドキしちゃった、今!

若山:それはごめんなさい(笑)。

MC:桐山さん、現場での曇天3兄弟はどんな感じだったんですか?近くで見ていて。

桐山:僕は役柄的にもこの3兄弟から影響を受ける役柄なので、ほんとにそのまんまというか、蒼汰は末っ子だけどやっぱり長男のようで、優馬は虎視眈々とというか内に秘めた熱いエネルギーを感じて、耀人はみんなからいじられるというそのまんまなので、すんなり入り込めましたね。ただ、さっきの話でいうと僕が選ばれるかなとドキドキしていて。耀人にお願いされて一緒にお風呂に入ったりもしたんですけど。地方ロケが多かったので、一緒に銭湯に入って背中を流し合って、兄弟の契りを交わしたかなと思ったんですけど、残念でしたね(笑)。

MC:耀人くん、「一緒にお風呂入ろうよ」って言ったんですか?

若山:そうですね。僕がテレビで怖いお化けの番組を観てしまって(笑)。いや、全然一人でも大丈夫だったんですよ!だけど不安が大きくなってしまったので、「よかったら、大浴場どうですか?!」って。

桐山:そう。連絡先も知らないから、撮影が終わった後、廊下でうろちょろして待っていてくれて。かわいいなぁって思って(笑)。いい思い出です(笑)。

MC:選ばれなかったと(笑)。

桐山:選ばれなかった(笑)。

MC:今のお話でもわかるように、本作はいわゆるヒロインがいる映画ではなく、同年代の男性のキャストが集結した映画だと思うんですけれども、現場はどんな雰囲気だったのかいろいろ聞いてみましょう。福士さん、どうでしたか?この男だらけの熱い映画は。

福士:僕、今作のヒロインは優馬だと思っているので。僕はそのお伴役で、ヒロインとして今作では出てくれています(笑)。

中山:そうよ?

(観客爆笑)

MC:古川さんに聞いてみましょうか。男だらけの現場はどうでしたか?

古川:(笑)。男だらけなので、同世代ですし、ほんとに仲良くワイワイやっていました。

MC:特にそのときに話題を引っ張っていったりするような、中心にいて盛り上げた人はいたんでしょうか?

古川:やっぱり市川くんですかね?

市川:あれ?僕、何もやってないですよ(笑)。

古川:結構ちょいちょいNGを出すんですよね。

市川:どういうことですか?

古川:例えば、みんな中心を見ていなきゃいけないとき、一人だけ外向いていたりするんですよ(笑)。それが話題になって楽屋でまたみんなでワイワイなるみたいな。

市川:生まれつきミスが多いんですよ(笑)。一生懸命やるんですけど(笑)。

MC:それが笑いになっていく、盛り上がるんですね!

市川:今日聞いたら笑いになっていたみたいで。知らない間にムードメーカーになっていました(笑)。嬉しかったです、僕は。

MC:監督から見てどうでした?

本広:みんな仲がよくて。日々変わるんですよ、ムードメーカーが。市川くんもそうだけど、耀人も小関くんもみんな変わりますね。日々変わっていて、男子校みたいな感じでした。

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