荘口:私の方から質問していきますが、質問した方以外もどんどん入っていっていただいてクロストークしていただけたらと思います。まず監督。
英:なんで僕なんですか(笑)。すぐ終わります。
荘口:『あさひなぐ』の映画のオファーが来た時どんな思いだったんでしょうか。監督やってみたいと思う決め手は何だったんでしょうか?
英:原作もすごい面白かったし、キラキラした皆さんと「いつかできるから今日できる」と、やるしかないなとですね。やるしかないなという感じでした。今しかない。今できるでしょ。
荘口:やる側としても西野さん、演技するだけでなく薙刀という非常に特別なものにチャレンジしないといけないご苦労があったと思うんですけど、最初にお話を聞いた時どう思いました?
西野:最初は “なぎなた”そのものも知らなかったし、何も知らない状態から、それが部活でもあるってことも知らなかったので、どのぐらい大変とかは全然想像つかなくて、どんな感じかなってふわっとしてました。
荘口:原作は読まれたりして?
西野:原作を読んで、読んでも専門用語的なのが多かったので難しいなと思って、試合とか自分たちでやらないんだろうなって思いながら読んでました(笑)。
荘口:試合の部分は誰かがやってくれると?
西野:多分そうなんだろうなと思ってました。
荘口:まさか、その後そういうことが待っているとはと。
西野:さい。
荘口:さいって言った(笑)。お隣の桜井さん。桜井さんもオファーがあった後に原作を読まれた?
桜井:私はお話をいただいてからガーっと読んだんですけど。メンバーの中にも、もともと原作を知っているメンバーもいて、すごくファンが沢山いらっしゃる作品だったのでそれをやらせていただくっていうことはすごく光栄なことっていうか、最初はやっぱりプレッシャーみたいなのも感じたりとか、薙刀も実際自分たちでできたんですけど、最初は全員ゼロからスタートだったので、稽古が始まってすぐあまりにも出来なさ過ぎてみんなで「本当に映画撮れるのかな」って不安になるくらいで。でもそこはみんなで力を合わせて支え合いながらクリアできましたし、いい作品にできたんじゃないかなと思ってます。
荘口:じゃあやっぱり西野さん、自分たちでやるんだって聞いた時は“えーー”って感じでした?
西野:稽古を始めてからは段々と自分でやれたらいいなと思うようになったので。