日村:そう!時生くんの家でご飯会やったことあるんですから。
柄本:日村さんが、「何だこの家、面白ハウスじゃねーか?」って(笑)。
日村:いつかロケ番組で時生くんの家に行ってほしい。エアコン見てほしいの。あんなのないよね?あんなに飛び出してくるエアコン(笑)。
中村:思ってるエアコンの五倍ぐらいの大きさあるんですよ(笑)。
日村:それが各部屋にあるの(笑)。寝室から違う部屋まで全部同じエアコンがあるの。で、つまみがあるの。強中弱って(笑)。
柄本:うるさいな!(笑)。言い過ぎなんだよ!人の家の情報言いすぎはダメよ(笑)。
日村:ごめんね(笑)。
MC:柄本さん、これで現場も撮影もスムーズに進んでたんですか?
柄本:進んでました。でも、ちゃんとみんな静かにするときは静かにします(笑)。ギャーギャーしているわけではございませんので、はい、大丈夫です(笑)。
中村:このように、時生がいいぐらいの立ち位置をキープしてくれるので、僕らは存分に遊んじゃうという。
柄本:確かにそうですね。皆さん、すごかったですね。そういえば。
中村:楽しんだもん。
日村:楽しかった。
MC:飯塚監督は、どういったところからこの物語でこのキャスティングをお考えだったんですか?
飯塚:まあ、倫也に役を書く、何がいいかな?宇宙人だっていうのはそんなに悩まなかったかもしれないですね。
中村:なんで悩まないんだろう(笑)。
飯塚:いい4人だなって見ていても改めて思いますよ。
MC:中村さんと日村さんは、そもそも中村さんが日村さんのこと大好きで親交があったと。役者での共演はどうだったんですか?
中村:もともと十何年か前からバナナマンライブを観ていて、スーパー憧れの人なんですね。で、いつかお芝居で共演したいと。それは設楽さんも日村さんも。というのがありまして、プラスその時からずっと見てる木村さんのプレイヤーとしての能力の凄まじさっていうのは知ってたので、これに入る前も「久しぶりの映画だから、ちょっと心配だな」みたいなことを、「幸せだなあ」みたいな感じで言ってたんですけど。
日村:そんな加山雄三さんみたいに言わないでしょう(笑)。
中村:言ってたんですけど(笑)、「全然余裕ですよ」って僕は思ってて。それが今日観ていただく映画で炸裂してるんで、たぶん終わるときは「夢二、最高」ってみんななってると思います。はい。
日村:嬉しいですね~。僕らのバラエティ番組とかに倫也くんが出てくれたりとかはあるんですけど、プライベートの方で仲良くなった方が大きいんですよ。ゴルフに一緒に行ったりとかね。うん、そういう方向で仲良くなっていったもんだから、本当にお友達の感じになっちゃって、まさか倫也くんの世界の方に俺が呼んでもらえるとは、もう本当に夢にも思わなかったから緊張しました。だから、「この人、そっか、お芝居するんだ」みたいな。「声がイイ」とか。普段はこれぐらいの距離感だけど、芝居すると結構近寄るから、「ちょっと肌が綺麗だな」とか。僕の今までの友達の感覚では知り得なかった中村倫也がいっぱい観られます。この映画では特にそれが観られると思う、他の作品の中村倫也もいいけど、これはもう全然違う彼のすごさがいっぱい観られると思う。
飯塚:今、一個思い出したんですけど、近距離で見つめ合って倫也が泣くシーンあるじゃないですか。あの時カットがかかった後に、日村さんが「あんなに泣くんだね…」って、めちゃくちゃ思い出しましたね(笑)。
日村:あれはね、こういう秘密を言っちゃっていいのかな?
中村:いいのかなって、まだ何言うかわかんないから許可できないけど(笑)。
日村:いや、あれね、予告に出てるんですよね。倫也くんがすごい泣くシーンがあるんですよ。僕と二人きりのシーンなんだけど、本場始まる直前に僕のところにすっと来て「日村さん、僕、この後すごい泣きますけど、びっくりしないでくださいね」っていうの…。
中村:怖い話ですかね(笑)?
日村:俺の言い方が今ちょっとあんまり上手じゃなかったけど、そんなこと言うの。そしたらその後、お芝居の中でボロボロと泣いたの。すごくない?すごいんだよ、俳優さん。俺は素人だから、びっくりしないように伝えてくれてるの。「この後、ちょっと泣きますけどびっくりしないでくださいね」って。
中村:怖い話?
日村:同じことを二回やっちゃったけどさ(笑)。とにかくプロってことです。それが言いたかったの。本当にすごいんだから。
MC:素敵なお話です。それでは皆さんに共通質問をさせていただきます。映画では、日出男が兄弟の中から誰か一人を土星に連れて行かなければならないというミッションがあるわけですが、二人っきりで宇宙に行くとしたら、この中の誰と行きたいですか?
中村:僕は監督です。どうせ行くなら、なんか撮りたくないですか?単純に一緒に行ったらそりゃもうすっごい感動するだろうし、わーって盛り上がるし、せっかくだから撮ってもらいたいかな。「宇宙に行ったあいつ」。
柄本:僕は日村さんと行きたいです。何でも興味持ってくれるんですよ。日村さんってほとんど知らない人の話を2時間は聞けるらしいんです。何でも興味持ってくれるんですよ。ってことは僕が行ったとして、何も考えてなくても「あれなんだろう?これなんだろうね?」って、きっと話しかけてくれるんじゃないかと。
伊藤:私は時生さんですね。落ち着くし、随分長らくお兄ちゃんとして接しさせてもらってたので、気張らず普通にボーッと宇宙の旅ができそうだなと思って。長らくかかるわけじゃないですか。着くまでとか。無限だから。そうなったら、もう気を遣わず。
中村:どこまで行くつもりなんだ?宇宙旅行、一日ぐらいのつもりだったけど(笑)。
伊藤:そうか(笑)。もっと無限に行くと思った(笑)。
柄本:俺もちょっと無限派だった。
日村:え?無限に俺といるの?すごいね、時生くん(笑)。
MC:日村さんは?
日村:全然沙莉ちゃん!
伊藤:え、やった!
日村:可愛いもん。いや、全員可愛いんだけどね、でも本当に可愛いし(笑)。沙莉ちゃんって、本当に大女優なのに全然気を遣わせないの。壁がないというか、人の心にすっと入ってこれる女優はいない。他にいないと思う、俺。完全に沙莉ちゃん。
伊藤:ありがとうございます(笑)。