MC:大友監督はいかがでしたか?
大友:信長が濃姫に「そばに居てくれ」というシーンですかね。弱さと強さというのは真逆であるように思えるけど、この反転するこの二つの価値というか、弱いということ強いということが、一人の人間に内在している、それがそのシーンの状況によって強さとして現れたり、弱さとして現れるっていうところが秀逸な物語だと思っていたので。すごく狭い空間の中で、感情のエネルギーがそこに集中したような感じで。その後の信長が濃姫をおんぶするシーンも最高なんですよ。この一連の流れはグッと来ながら撮ってたなと。
MC:ありがとうございました。そして映画から派生した質問もさせてください。まだ見ぬ世界を求めて駆け抜ける信長にちなみ、皆さんがこれから見たい、あるいは行ってみたい、まだ見ぬ世界を教えて下さい。木村さんからお願いします。
木村:今日、作品を観ていただいた方たちの間で、どんな感情が芽生えて、どんな話が盛り上がって、今日から1ヶ月後に、客席の皆さんとスクリーンの関係性がどうなっているのかなっていうのが分かる、それこそ1ヶ月後に自分も同じ客席に座っていたいなと思いますね。
MC:じゃあこっそり行くと?
木村:はい(笑)。
MC:もしも気がついてもそっとしておいてくださいと。
木村:いや、そっとしておいてくださいって、保護動物みたいに言わないでください(笑)。
MC:(笑)。綾瀬さんはいかがですか?
綾瀬:歴史を見てみたくて、でも戦国時代は危なそうなので、危なくない感じで、強いカプセルとかに入って恐竜の時代に。
木村:それ、あの映画の話だよね?
綾瀬:はい?
木村:なんでもないです(笑)。
MC:伊藤さんはいかがですか?
伊藤:僕は戦国時代ですね。信長公に会って今回の『レジェンド&バタフライ』のポスターを渡したいです。なぜならば、信長公は「未来から来た」と言っても、「そうか」と言いそうな感じがして。たぶん、それは木村さんなんで。「これが未来のワシか」って。
MC:そこで試写も観てもらって(笑)。
伊藤:そうですね。東映のスタッフも呼んで、安土城で。電源がないですね(笑)。
木村:安土城だと大きい白ホリ(真白な壁)がないから、岐阜城が良いと思う。白い城壁がデカいので、そこにプロジェクターで。
伊藤:明日、県知事から電話かかってきますよ?
木村:当時に行った話をしてるから、今、県知事をそこに出すには違う。分かる?ねえ?この間、岐阜に行った時に、岐阜城を見つけた時に、「あ、先輩の家ですよね」と言ってた話しと全く同じなんで。そうじゃない。
伊藤:…(笑)。なんか、僕がいつも話が長くなってしまうには、この作品の好きな要素がありすぎて…。
木村:大丈夫、大丈夫。まだ着陸地点見えてるから(笑)。
伊藤:ありがとうございます(笑)。ナイスフライト。
木村:…(笑)。
MC:中谷さんはいかがですか?
中谷:噂によると、殿がお祭りでうなぎを召し上がったと。
木村:うなぎは、この間のキャンペーンの時ですね。ヒデも監督も行かれましたよね。
中谷:そのうなぎをぜひいただきたいです。まだ見ぬ景色です(笑)。
木村:まだ見ぬ景色として、うなぎですか?自分とヒデで全力で用意します!