『台風家族』の市井昌秀監督が、『凪待ち』以来3年ぶりの映画出演となる香取慎吾を主演に当て書きした、大切な人との絆を取り戻すコメディ『犬も食わねどチャーリーは笑う』が9月23日に公開される。このほど、8月29日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、完成披露試写会が行われ、キャストの香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、そして市井昌秀監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:まずは本作の主人公、ホームセンターに勤めるごくごく平凡な男、田村裕次郎役の香取慎吾さんです。
香取:皆さんこんばんは、香取慎吾です。今日はこんなにたくさんのお客様方が劇場に足を運んでくれて、そして全国192の劇場で生中継されて、もう192の劇場全部が満員なんですよね!…お客さんが少ない会場で見てくれてる方が、すごく笑ってくれてると思います(笑)。こんなにたくさんの方の前で舞台挨拶ができてとても嬉しく思っています。コロナがだいぶ長く続いています。離れていなければいけない時間が続いていますから、みなさんと直接お会いできる舞台挨拶に参加できて、とっても幸せに思っています。映画は一年前に撮影したんですが、やっと9月23日公開ということで、たくさんの人に観て頂けたらなーと思っています。今日は本当にありがとうございます。
MC:香取さん、こちらのカメラが、主人公の香取さんのワンショットカメラですので、こちらのカメラで全国のみなさんに手を振ってもらえますか。
香取:(手を振り)もう、どこの劇場も満員ですね(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。続きましてコールセンターで働く裕次の妻、ひよりを演じました、岸井ゆきのさんです。
岸井:こんばんは、ありがとうございます。ひより役を演じました岸井ゆきのです。今日はこの会場にまずたくさんのお客さんがいらしてくれたこと、すごく感謝しています。そして192館の映画館の皆様も本当にありがとうございます。この映画は、夫婦の二人のお話ではあるんですけれども、夫婦以外にも家族だったり友人だったり、コミュニケーションの話でもあると思うし、結婚だったり、家族の形だったり、システムの話でもあると思うので、いろんな人が共感したり、それは違うって思ったり考えることができる映画になってると思うので、是非楽しんでいただけたらなと思ってます。今日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします。
MC:続いて、裕次郎の同僚で、結婚に夢をいだけない若槻を演じられました井之脇海さんです。
井之脇:皆さんこんばんは。若槻を演じました井之脇海です。本日はご来場いただきまして、本当にありがとうございます。そして192館の皆さんも本当にありがとうございます。僕は完成した映画を観て、人と人が向き合うことだったり、向き合おうとするけど、向き合いなくて悩んでいる時とか、誰か思う温かさみたいなものを、このコロナ過で人と疎遠になったりする中で、やっぱりそういったことって素敵だなと改めて思えるような映画でした。皆さん、これから観ると思いますけど、ぜひ楽しんでください。今日はよろしくお願いします。
MC:続いて、裕次郎の職場で空気が読めない浦島店長を演じられました的場浩司さんです。
的場:的場浩司です。皆さん、本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。そして、各地の映画館で見てらっしゃる方々、本当にありがとうございます。自分は香取さん、そして井之脇さんの上司で、空気の読めない浦島店長を演じました。一言で言いますと、市井監督、スンゲー映画作っちゃいましたねえ。本当に。
市井:ありがとうございます(笑)。
的場:観ていただいたらわかると思います。僕は、この作品が出来上がったのを観て、自分の妻を、もっともっと大切にしなきゃなっていうことを本当に改めて思いました。ぜひこの後、ご観覧いただき、楽しんでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
MC:そして裕次郎の職場の同僚で、物語のキーマン、蓑山さん役の余貴美子さんです。
余:余貴美子です。本日はありがとうございます。人前で話すのは久しぶりすぎて、ちょっとドキドキするんですが、私、今日久しぶりにみなさんとも、一年ぶりにお目にかかるんですけれども、監督の髪型と服がとても気になってしまって(笑)。現場では監督が、やはり考えごとをすると髪をグシャグシャっとして、それがとても愛らしくて。今日のお洋服も奥様ともめにもめたそうです。そんな市井監督が撮られた映画が面白くないはずがないっていう。私のセリフで、「あんたに何があっても、私はあなたの味方よ」っていうセリフがあるんですけど、本当に人とのつながりとか仲間を守るとか、そういうことを大切にしなきゃって思うような、そんな温かい物語です。どうかお楽しみください。
MC:最後に、本作の監督、脚本をされました市井昌秀監督です。
市井:妻と喧嘩してでも着たいものを着てきました(笑)。監督、脚本を務めました市井昌秀です。本日はご来場ありがとうございます。192館の皆さんもありがとうございます。あの、ちょっとこの場を借りて、実はコロナ渦もあったので、二度、撮影自体が延期になりました。その中でも最後まで付き合ってくれたスタッフのみんなと、もちろんここに揃っている俳優部の皆さん、この映画に関わってくれた皆さんのおかげで、この映画が完成することができました。本当にありがとうございます。今日は短い時間ですけど、楽しんでいってください。