MC:そして京本さん、いかがでした?
京本:タングはとにかく愛くるしくてメチャクチャ可愛いらしくて。僕、タングと同じシーンがあったので、それもすごい嬉しかったんですけど、何よりナルシストっていうのは、監督と顔合わせさせてもらった時に、「役の決めポーズを三つぐらい作ってから現場に来てください」みたいなことをおっしゃられていて、それで僕の中でいろいろ福山雅治さんみたいなポーズとか、いろいろ考えたんですけど、とりあえず現場に行ったら皆さんがすごいリアリティのあるお芝居をされる中で、二次元チックな鏡をめちゃくちゃ見るとか、髪をパサッとやるとか、なかなか現実でない仕草をどれだけリアルにやるかっていうのがすごい難しかったです。何とか監督にもオッケーいただきながら進めて行けたので良かったと思います。
MC:監督、京本さんの演技はいかがでしたか?
三木:でも現場で一緒に作っていこうかなと思ったら、意外とちゃんと役作りをしてくれて。お家で練習してた感じですか?
京本:毎日お風呂に入る時は林原のポーズを考えてたんで。毎日林原のことを考えてました。
三木:やっぱりすごいですよね、ナルシスト感のある役なんですけど下品にならないと言うか、もうお家柄なんですかね。品の良さがにじみ出てるって感じかなと思いました。
MC:あくまでも素ではなくて役作りですよね?
京本:普段はがさつで、スキンケアも何もしない人間なんですけど、今回に限っては本番の一週間前から泥パックをやってみたりとか、林原スイッチ入れて頑張ってました(笑)。
MC:二宮さん、超ナルシストな京本さんはいかがでしたか?
二宮:プライベートとそんなに…
京本:いや、ちょっとちょっと!? イメージがまだ、そんなイメージ浸透してないんで!
二宮:役作りしないんだぁ~、みたいな。
京本:ひどいですよ、ひどいっすね。なんかそんな感じだったんですか、二宮くんって!?ずっと優しかったのに!びっくりしちゃって。一回もイジってこられなかったじゃないですか!?ここに来て急に!?びっくりしました。はい、でもちょっと嬉しいです(笑)。
MC:現場では優しかったそうですね。
京本:もうめちゃくちゃ僕の所属するSixTONESの話もいっぱい聞いてくださったりとか、セッティング中でも無言は全くなく、二宮くんがいっぱい話しかけてくださいました。
MC:そして、景井さんは、役柄に関してはいかがでしたか?
景井:最初監督に「アンドロイド風」と言われて、「人間なんですか?アンドロイドなんですか?どっちなんですか?」っていう質問をしたら、「一応人間」っていうふうにお答えいただいて。「でもなるべくアンドロイドに寄せて欲しい」っていうことで、アンドロイドの役なんてやったこともなかったので、どうしたらいいんだろうと思って監督に相談しに行くと、「ウグイス嬢の声のトーンでと、ワントーンでしゃべってる感じで」とお答えいただいたので、とにかく原田カオリを演じる前までは、ずっとワントーンでしゃべるように意識して、ほかの方とおしゃべりする時とか、マネージャーさんとしゃべる時もずっとワントーンで喋るっていうのを意識してやってましたね。
MC:武田さんはタングと共演して、今回の役柄について改めていかがでしょう?
武田:役柄は鉄腕アトムのお茶の水博士みたいな設定なんですけれども、やっぱり現場と出来上がりが全然違うんですよ。現場ではタングは動かないんでね。置いてあるから、それで、真緑のタイツを履いた助監督がタングを動かすんですよね。最初、二宮くんと演技やってたら、助監督がずっといるので、「どけどけ」って言ってたんですけど。映るから。消えるとは思わなかったんですよ(笑)。そしたら綺麗に消えてるのと、一番の驚きは監督ですよね。なんか海の家のバイトみたいな格好でしたから。今日はジェントルマンでびっくりしましたけど。でもやっぱり観ていて一番思ったのは、二宮くんが見事ですよ、皆さん。私共はファンタジーなんでちょっと跳ねるんですよ。演技が。そういう世界ですからね。二宮くんだけね、見ていて感動したのは、ものすごくナチュラルにやってるんですね。(二宮の照れ笑いに会場から拍手)ジャニーズの若い人たちとはね、何十年も一緒に仕事をやって来ましたけど、やっぱり大変な才能だなあと思って今日眺めておりましたので、どうぞ皆さん、期待してみてくださいね、二宮君の演技を。(会場拍手)
MC:大先輩から超ほめられましたね。
二宮:とてつもないハードルの高さになったと思います(笑)。いや、でも本当にそんな言葉を頂けるなんて。僕は本当に鉄矢さんとは23、4年前に「二十六夜参り」っていうドラマがあったんですけど、それの原作が鉄矢さんでっていう絡みだったりとか、3年B組のやつだったりとか、いろいろすれ違いがあったんですけど、なかなかご一緒する機会が全くなくてここまで来たので、本当に一緒にやらせていただいて、本当に感謝です。
MC:それでは、小手さんとかまいたちの二人に伺います。記憶をなくしたタングの秘密を知り、タングを狙う役どころでした。悪役を演じるにあたって意識した点は?まず小手さん。
小手:僕、割とコメディリリーフなーポジションが多いんですけど、今回はシリアスな役ということで、全然笑いの要素を僕に求めないような監督だったので、すごく僕は真剣に悪い奴に向き合おうとしたんですが、脚本をいただいて部下の二人がかまいたちの二人だってなった時に、まずい!ってなって(笑)。どう考えてもコメディに寄ってるって(笑)。そこは一生懸命に寄らないような意識はしましたね。この三人組だったら絶対ひと笑いあるだろうって感じになると思って。
MC:山内さんはいかがでしたか?
山内:まず、さっきとちょっと重複しちゃうかもしれないんですけど、京本さんとスーツがかぶっちゃって。
濱家:もう、ええから!
山内:僕はコントとかでやってる狂気じみた感じのイメージでっていうのを言われてたんで、それを意識してずっとやってましたね。監督からたまに「ちょっとこのシーンでは、こういう感じで」っていうふうに言われて。「あ、はいはい、そっちですね」みたいに何回か言ったんですけど、全くピンと来てなかったです。怖くて。分かったフリだけして、「どういうことですか?」って言えないので、「はいはい。オッケーです。オッケーです」って。何もわかってなかったです。
MC:一方、濱家さんはどんな感じだったんすか?
濱家:監督から、「山内さんは、ちょっと狂気じみてるけど、お笑い感もありみたいな感じで」という説明だったんですけど、「僕、どうしたらいいんですか?」って言ったら、「ただただ大きくて悪い奴」っていう発注で。「すごく大きくて不気味な、ただただ悪いやつ」って。だから本当に悪いやつをやっただけなんですけど。
山内:だいぶ大きかったです。普段より、大きかったです。
濱家:でも本当に普段よりちょっと大きいんで。
MC:撮影現場ではどうだったですか?
山内:僕ら普段演じさせてもらうこととかないんで、とにかくセリフのミスとかで撮影を止めないようにっていうのを、二人でセリフだけは入れていこうって言って、現場に挑んだんで。撮影の合間とかで、ニノさんが「どう?」みたいに話しかけて来られた時に、「本当にやめて」って思いました。
濱家:いいじゃん(笑)。コミュニケーションとってるんだから(笑)。
山内:台詞で頭がいっぱいだったので。
小手:でも濱家さんと二宮さん、ずっと休憩中トランプしてましたよね。
二宮:そうなんですよ。「ZIP!」の時のね。
濱家:そう。僕が「番組でやるネタがないんで、一個ください」って二宮さんから手品を一個教えてもらって、それを生放送の本番中に、「昨日、二宮さんに教えてもらいました」って言ったんですよ。でも、情報出したらあかんから、この一年半、二宮さんファンがツイッターで「濱家との共演はなんだったのか?」っていう風になって。
二宮:言えないから(笑)。そうなんですよ。
山内:その「ZIP!」もクビになったんで。
濱家:違う!卒業や。なんで「ZIP!クビ」で拍手?そう思ってたっていうこと?覚えました、(客席を指差し)あなたですよね!?
二宮:やめなさいよ!
MC:二宮さんは、かまいたちさんとの共演はどうでしたか?
二宮:いや、これ本当にシンプルに、千鳥さんが良かったです。
濱家:なんでですか!?いやなこと言うな~。ほか誰でもいいですけど、千鳥さんは!嫌なこと言うなあ(笑)。
二宮:僕はバラエティーとかで何度か共演させて頂いたので、本当に二人の感じが関西弁になったときに、グッと関係性がより見えたというか、それが本当に楽しかったし、もちろん現場にいる時点でも、普通に楽しかったですけど、でも働きすぎだなと思いました。その時、「ZIP!」をやられていたんですけど、「ZIP!前なら時間あります」みたいな感じで、撮ってそのまま行きましたもんね。
濱家:2時ぐらいまで撮って、そのまま「ZIP!」行って、「ZIP!」終わりでまた働いてっていう。その繰り返しで、まだあれ以降寝てないんですよねえ。
山内:寝てるよ!
濱家:「ZIP!」行ったところから、まだ寝ずに来てるので、一年半。誰かが僕を止めてください。働いて働いて仕方ないです。
武田:僕の印象いいですか?すごい不自然な芝居でしたよね。
山内・濱家:ちょっと!ちょっと!なんてこと言うんですか!?大先輩が!
二宮:アクリル板から出ないください(笑)。
山内:僕ら、武田さんとの共演のシーンはなかったですよね?
武田:なかった(笑)。
山内:それで、それ言うってほんまにそう思ってるってことじゃないですか!?
二宮:いいのいいの、下がって下がって!
濱家:流すなよマスコミ!今後、仕事こなくなるから!武田さん、冗談ですと一言お願いします。
武田:じょじょじょ冗談ですよ(笑)。