MC:ありがとうございました。まずは藤原さん、松山さん、神木さん。親友3人を演じた皆さんから、この作品の魅力、そして一押しポイントを一言でお願いします。
藤原:うん〜とね…、そのお…。キーワードは渡辺大知。まずい事言いましたか? イチジクと渡辺大知。それを思って前半は観て頂けたらいいんじゃないのかなと思っております。
松山:一言で言うと、「竜也さん、悪いっすね〜」。以上です。
神木:今日、来てくださった方は、これから映画を観るっていう感覚だと思うんですよ。でも、違うんですよ。皆さん、これから共犯者になるんですよ。皆さんも共犯者です、関わってしまったら。…え、ダメだった?大丈夫ですか?
MC:みんな、ネタバレしないかドキドキするのやめてもらえますか(笑)。藤原さんはイチジクと渡辺大知さんということですが。
藤原:予告でも流れましたけど、僕とマツケンと神ちゃんが死体を埋めるところから物語が始まりますから、なかなか観ない映画になっていると思うし、映画を観て面白かったです。「ノイズ」の意味、「イチジク」の意味も、すごく良い映画だと思いました。
MC:黒木さんは、比較的平和なシーンが多かったかもしれませんが、撮影の裏話は何かございますでしょうか?
黒木:私と竜也さんの娘の子役がいるんですけど、監督からの指示なのか台本を渡されずにシチュエーションだけ説明されて、その場にいてくれるっていう感じだったので、竜也さんがすごい良いお父さんをしてくれました。
藤原:監督の演出ですよね。そのシーンを撮る直前だよね。監督とか演出部が僕らの娘役の子に台本を持たせなかったんですよ。ストーリー展開も分からないし、数分後にどういうシーンを撮るということだけ聞かされて、話全体の流れも分からないまま。ただそこのシーンだけに集中する演出方法を監督がとられたんですよね。
MC:そして永瀬さんと伊藤さんは、3人を追い詰めていく立場だったんですけれども、追い詰めていく雰囲気を出すのに何かを意識していたことはあったんでしょうか?
永瀬:意識…、どうですか伊藤さん?
伊藤:永瀬さんについていこうと、必死についていっただけなので(笑)。
永瀬:最初に犯人が分かっていますから、僕ら2人に気持ちを乗っけていただける役柄というか。でも僕たちは台本を読んでいるわけで、いかに匂わせすぎないというか、2人で一生懸命追い詰めていくっていうのを心がけていたような気がしますけど。
伊藤:犯人のところに…これ言っちゃいけないやつかな?
MC:危ないですね(笑)。
伊藤:ごめんなさい(笑)。
MC:監督の真骨頂であるワンカットでの撮影も多かったのですが、あのヒリヒリ感を出すような工夫はどんなところにあったのでしょうか?
廣木:皆さん達者で、これだけの役者が揃うと見たいじゃないですか。カットを割らずに通して見たいなっていうのがあって、僕は楽しかったですね。みんな大変だったと思いますけど(笑)。