【全文掲載】藤原竜也「厳しい人かなぁというイメージが…」意外にも現場を和ませてくれた先輩俳優とは?

神木:もう一枚。「この場を借りて、藤原さんに聞いてみたいことは?」。良いですね(笑)。じゃあ黒木さん。

黒木:撮影に入られる前に、気をつけていることってあるんですか?

藤原:一冊の台本があったら、良し悪し抜きにして7割8割のセリフを入れていくと。でも、これ良いか悪いか分かんないですもんね。何も覚えずに入ったときの方が良い時もありますもんね。

廣木:そうですね、両方ですね。

藤原:監督によってそれは違いますけど。結構、いっぱいいっぱいになるのが嫌で、セリフの準備だけはしてますね。

神木:伊藤さんも、なにかあれば。

伊藤:一番自分の人生で緊張したシーンとかあるのかなって。いつも緊張されない感じで、さらっと長いセリフとか言われてるんで。

藤原:『ノイズ』で言ったら、あのイチジクのビニールハウスで、僕が経営している農園にテレビ局が来て宣伝するシーンが出てくるんですよ。カメラの前で僕が「このイチジクは実はこうで…」っていうセリフがあるんですけど、それは監督から改訂稿っていう監督が新たに追加したりセリフなんですけど、15分前ぐらいまで僕の手元に届かなかったんですね。結構難しい話をするので、それは一番緊張しました。一番緊張したし、あれは芝居とかじゃないですね。「よし、言えた」みたいな(笑)。

MC:ありがとうございます。あっという間にお時間です。最後に、皆様を代表しまして藤原さん、松山さん、神木さんご挨拶と今年の抱負頂戴したいと思います。

神木:皆さん本当に今日はありがとうございます。2022年も互い体調に気をつけて、できるだけ笑顔で過ごしていきたいなと思っております。皆さんもそうであれと、心から祈っております。個人的には、いつかたっちゃんさんやマツケンさんみたいな覇気が出たらいいなと思いながら、仕事を頑張っていきたいなと思っております。今日は本当に皆さん来てくださってありがとうございます。ぜひ映画を楽しみにしていただけたら嬉しいです。ありございました。

松山:この映画は1月28日公開ですので、ぜひ劇場でもご覧になっていただきたいです。今年の抱負は、毎年を思っていることなんですけども、いろんなことにチャレンジし続けるっていうのはもちろんなんですけども、自分のペースを乱さずにやっていくことが一番大事なのかなと思っています。今日はお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

藤原:家にいることも多くなって、健康第一でよりいっそう体に気をつけようかなと思う1年になると思います。大変な状況続きますけれども、1月28日に無事この映画が公開して、一人でも多くの人に観てもらって「楽しかった。面白かった」と言ってもらえるようになればいいなと思っております。何年も同じことを言っている感じがしますが、もう少しみんなで力を合わせてがんばっていきましょう。今日はありがとうございました。

『ノイズ』
2022年1月28日(金) 全国公開
監督:廣木隆一
原作:筒井哲也「ノイズ【noise】」
脚本:片岡翔
音楽:大友良英
出演:藤原竜也 松山ケンイチ 神木隆之介 黒木華 伊藤歩 渡辺大知 酒向芳 迫田孝也 鶴田真由 波岡一喜 寺島進 余貴美子 柄本明 永瀬正敏
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”。時代に取り残され、過疎化に苦しむ島だったが、島の青年・泉圭太(藤原竜也)が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちには復活という希望の兆しが見えていた。そんな平和な日常がある男の登場によって一変する。男の名前は、小御坂睦雄(渡辺大知)。圭太と彼の幼馴染の猟師・田辺純(松山ケンイチ)、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)の3人は小御坂の不審な言動に違和感を覚え追い詰めていくが、その日の夕方、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、小御坂の足取りを追って県警が大挙して押し寄せて静かな島は騒然とする。なんと小御坂は元受刑者のサイコキラーだったのだ。圭太たちの殺人、警察の捜査、島民たちの結束、そして次々と増える第2、第3の死体…。果たして圭太たちはすべてを隠し通せるのか!?

©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会