MC:ありがとうございました(笑)。ここからは、Twitterで募集していた質問を引いて答えてもらいます。岡田さんから良いですか?
岡田:はい。「薬丸翔さんを滋に起用した理由を教えて下さい」。
入江:滋という役は、川口さんの夫役ですね。薬丸くん…なんで起用したんですかね…(笑)。
岡田:えええ!? でも、一緒に芝居しているとイライラさせる感じとかすごく上手くて、一緒にやっててすごく楽しかったですよ。
入江:川口さんは前にも共演したんですよね?
川口:あります。プライベートでもいい感じにイラッとするんですよ(笑)。年上だし先輩なんですけど、「何やってんだよお前!」って言えるようなダメさ加減が滋にもマッチしてて(笑)。
入江:岡田くんが演じた輝夫もダメなんすけど、違う種類のダメさがあって、何考えてるか分からない感じが良いですよね。面白い人ですよね(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。では川口さんにも引いてもらいましょうか。
川口:はい。「ポスタービジュアルの空が怪しくてきれいで魅入ってしまいました。海外の光線の違いは作品のどんな場面に生かされましたか?」
入江:結構きれいでしたよね。もうちょっと夏のつもりで行ったら意外と寒かったりもして。岡田くんは水絡みのシーンが多かったので、意外と冷たかったですよね。
岡田:すっごい冷たくて、何度も何度も入らすから、監督をたまに睨んだりしちゃったりして(笑)。
入江:今回ちょっと水がモチーフになってて、岡田くんが絡むんですよ。結構体を張ってるなと思うんですけど、実は冷たいですよ。
岡田:結構冷たくて、それこそ薬丸くんと一緒にプールに落ちるとことか、入念に打ち合わせをして同じタイミングで落ちるんですけど、身体が固まりましたからね(笑)。寒すぎて(笑)。なんで入るんだろうって思いながら(笑)。
入江:そうなんですよね、入る必要ないんですよね(笑)。
MC:光線の違いはあるんですか? 明かりの感じをなにか感じました?
岡田:光線というよりかは、韓国の土地の不穏な空気というか、光が当たると真逆に見えたりして面白くて、毎回シーンごとの土地を見ると不思議な感覚になるというか、お芝居にプラスに働いていたので良かったなと思いました。
MC:川口さんはどうでしたか?
川口:私も場所というか土地というか、どこを切り取っても自分が行ったこともない異国の地と言うか。日本で仕事をしているときとは違った感覚でお芝居ができたんじゃないかと思いますし、居酒屋の外に出たところで撮影が多かったんですけど、あがりを観た時に怪しい不穏な何かが起こりそうな画にゾッとしました。
MC:緒形さんはいかがですか?
緒形:居酒屋の前に怪しい神木が立ってるんですけど、その木が象徴になっていると思いますね。
MC:ありがとうございます。続いて緒形さんに引いてもらいましょう。
緒形:こういう時、老眼だとどうすればいいでしょうか?
MC:代わりに読みます(笑)。
緒形:皆さん、確実に来ますよ(笑)。
MC:はい(笑)。「幽霊やお化けを信じていますか?または怪奇現象に遭遇したことはありますか?」緒形さんから聞きましょうか。
緒形:割と信じてるかな。ホラー映画はちょっと苦手なんですよね(笑)。最後に観たのが『ペット・セメタリー』ぐらいかな。30年ぐらい前に(笑)。怪奇現象はそんなにないんですけど、ペルーのマチュピチュに行ったときに、そこにいる間中、心臓が10秒に1回ぐらい、コンマ何秒か止まるんですよね。ずっとマチュピチュにいる間、変な感覚があって、そこから離れたら普通に戻ったっていう。あれは何だったんだろうっていまだに思ってます。魂が何かを感じたのかなって、その時は思いましたけど。
MC:岡田さんはお化けは信じてますか?
岡田:僕は結構信じていますね。いわゆる土地にまつわるというか、土地で起こっていたことを、後に自分に起こった現象をその土地の方に聞くと、「こういうことがあったよ、だから出たんだと思う」って言われたことがあったので、割と信じてる方です。
MC:川口さんは、幽霊信じてますか?
川口:信じてま…す…(笑)? 全く見えないけど、ありそうですよね。毎回ここ来ると気持ち悪くなるなあとかはありますけど、それがそういうのに関わっているのかは分からないですね。そういう自分の体とその場所が合う合わないみたいなのは若干あるのかもしれないですね。
MC:入江監督はどうですか?
入江:僕も体験したことはないですけど、いると思います。川口さんと同じように、この場所は入らない方がいいなって感じることはよくありますね。
MC:ありがとうございます。続いて、入江監督に引いてもらいましょう。
入江:はい。「皆さんにとっての聖地はありますか?」
MC:岡田さん、いかがですか?
岡田:僕、毎年、伊勢神宮に行ってたんですよ。1月に行くんですけど、伊勢神宮に行かせていただくとすごくパワーをいただいていて、今年の仕事を頑張ろうという気持ちになって、いつも帰ってくるので、伊勢神宮ですかねえ。コロナになってからは行けないので、落ち着いたら行きたいなと思ってます。
MC:川口さんは、いかがですか?
川口:私はけっこうどこでもいいんです(笑)。バカなんで、どこでも楽しめるし、どこでも寝れるし。でもやっぱり地元がいいですね。なかなか帰れてないですけど。田舎もすごく好きだなって思います。
MC:緒形さんは、いかがですか?
緒形:北海道の静内って所に牧場があるんですけど、そこですね。 デビュー作で、1年間そこにいて、そこの場所から、人々からすごい力をもらったなって思える場所なんで。そういった意味ではサンクチュアリです。
MC:入江監督は、いかがですか?
入江:僕は全然無いんですけど、旅をするのが好きで、コロナ禍になる前は、撮影が終わったらバックパッカーになって、どこか知らない国に行くことを毎回してたんですよね。それで聖地を探しに行っているみたいな感じだったんですけど、今はそれができないので、早くまた行きたいなって思いますね。
MC:韓国はいかがでしたか?
入江:僕はどこでも永遠に住めるんですよ(笑)。どこの国に行ってもごはんが美味しくて、韓国もずっと住めるなって思ってましたね。