【全文掲載】岡田将生「イライラさせる感じ」、川口春奈「いい感じにイラッとする」2人をイラつかせる俳優とは!?

MC:お昼も一緒に食べるんですね?

川口:お昼ご飯も皆さんで、鍋食べたり、ケータリングで温かいご飯を毎日用意していただいて嬉しかったです。

MC:緒形さんはどうでしたか?

緒形:韓国人俳優の現場での佇まいとか、熱量とか、集中力とかを肌で感じることができて刺激をもらったし、スタッフも一生懸命で、韓国は機材も揃ってるし、ロケバスはでかいし、ロケバスが“はとバス”ぐらいあって(笑)。観光バスみたいな感じで、そこでゆったりしてましたよ。

MC:逆に苦労されたことはありましたか?

緒形:僕はね途中からだったので、最初は多分、皆さんご苦労もあったと思いますけれども。

岡田:最初に用意してくれていたホテルがあったんですけども、土日になると、ホテルの前の海で大体何かのパーティーみたいのが行われて。朝までずっと歌われてるんですよね(笑)。なかなか眠れなくて、眠れない状態で撮影に行ったりしてると、ちょっと疲れてきちゃって。それでプロデューサーの方に「僕たち眠りたいです」というお願いをしましたけどね(笑)。なんか、カラオケ大会みたいなんですよ(笑)。ずっとその歌聴いてたから覚えちゃって(笑)。いつまで歌ってるんだろうと思って(笑)。

川口:そうですね(笑)。最初、すごい騒がしいホテルで、近くに遊園地みたいなのがあって、ずっとうるさくて(笑)。ホテルに帰ってもずっとカラオケの歌が聞こえてきたり、セリフも覚えられないみたいな。ずっとそういう状況ではあったんですけど、ホテルを移動してからは本当に快適に過ごさせていただきました。

MC:入江監督は、日韓スタッフの混合チームで何か刺激を受けたことはありましたか?

入江:休みがちゃんととれるんですよね。週休二日で朝から何時間で撮影も終わるみたいなのが決まっていて。休みがあるので結構スタッフとかキャストと一緒にご飯を食べられる時間があって。僕は撮影中、あんまり俳優部とご飯食べないんですけど、岡田くんとかは割と僕の部屋に来てくれて、ずっと飲んだりしてたんですよね。一番ビックリしたのは岡田くんが全然辛いものを食べられなくて、可愛そうだなと思ったら、その後にいらっしゃった緒形さんがより食えなくて(笑)。本当に辛いものダメなんですよね。でも、食事の時間が良いコミュニケーションになったと思います。

MC:緒形さんは辛いのダメなんすね(笑)。

緒形:ダメです(笑)。だから休みの時も、韓国語で「これ辛いですか?」って聞いて、辛くないものをもらうということをやってました(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。岡田さんと川口さんは、今回初共演で兄と妹役を演じられていますけれども、いかがでしたか?

岡田:川口さんは、本当に嘘がつけない人で、すごく正直な方で、一緒に仕事をしていてすごく気持ちいいというか、こっちもダメダメなお兄ちゃんを演じているんですけど、何かちょっと姿勢を正さないとダメみたいな。現場でも僕をちゃんと叱ってくれるというか。妹としてね(笑)。だから、すごい頼っている部分はちょっとありましたね。

MC:川口さんはいかがでしたか?

川口:最初はフラストレーションMAXで韓国のお兄ちゃんのところに行って、お兄ちゃんのナヨナヨしてる感じも「ワーーー!」って感じで、だからバランスというか対比な感じも面白い兄妹に映っていれば嬉しいし、物語の後半にかけて妹もお兄ちゃんもいろんな試練を乗り越えて強くなって成長していけるような場面も描かれていると思います。撮影中の岡田さんは、私のくだらない話を「うんうん」って聞いてくださって、とってもいいお兄ちゃんでした。

MC:そうだったんですか岡田さん?

岡田:結構、そうですね。空いてる時間がたくさんありましたし、一緒にご飯を食べる時間もあったので、本当に些細なプライベートな事もよく話してくれて、「大丈夫、大丈夫」ってずっと話を聞いてましたね。

川口:とっても優しいお兄ちゃんです!

岡田:…ありがとうございます(照笑)。

MC:緒形さんから見て、この兄妹というのはいかがでしたか?

緒形:僕は途中から入ったんですけど、もう2人は完全に兄妹でしたね。撮影中もテストから本番にいくちょっとした間に、川口さんが岡田くんを突っついたり、くすぐったり、いたずらするんですね(笑)。そうすると岡田くんは、その受けとかいなし方が絶妙で、まあ優しいんですね(笑)。優しいお兄ちゃんで、年の離れた兄妹が存在してました。同時に俺も早く仲良くしてよ…っていうのも若干ありました(笑)。

岡田:でも、それで一度、緒形さんと一緒にサムギョプサルを食べに行かせていただいて。一緒に電車に乗って(笑)。

緒形:誘っていただいて、ありがとうございました。地下鉄でね。二駅(笑)。

MC:入江監督は岡田さんと川口さんをご覧になっていかがでした?

入江:岡田くんはすごい優しくて、日韓での撮影の手法が違くてピリピリすることもあるんですけど、ずーっとニコニコしてくれてるんで、スタッフ同士で議論をしてる時も、岡田くんがずっと温かい空気を出してくれるので、僕らもそこに戻っていけるというか。お兄ちゃん感があるなぁっていうのはありましたね。川口さんは、今回犬が出てくる犬をかわいがってたんですけど、クランクアップぐらいに急に噛まれて、そこから川口さんがすっごい暗くなったんですよ。全然しゃべんなくて(笑)。

川口:すごい痛かっったですもん(笑)。

入江:そのテンションの落ち方が、妹っぽいなって思って(笑)。すぐ顔に出てくれるんですよね。

川口:仲良かったのに、いきなりガブッていかれて。「なんだよ…」と思って、そこからショボーンってなっちゃって(笑)。かわいかったですけどね(笑)。