【全文掲載】小松菜奈「説明下手なんですけど、優しい気持ちで聞いてください」地方での衝撃的な出会いを明かす!

1989年に刊行された吉本ばななによる名作「キッチン」に収録される同名短編小説を、エドモンド・ヨウ監督が小松菜奈主演で映画化する『ムーンライト・シャドウ』が、9月10日に公開される。このほど、9月1日に京王プラザホテルにて完成報告会見が行われ、キャストの小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、原作者の吉本ばななが登壇。エドモンド・ヨウ監督がリモートで参加した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:それでは早速、皆さんから一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まず最初に主人公さつきを演じられました、小松菜奈さんです。

小松:マスコミの皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます。さつき役を演じました小松菜奈です。この作品は去年の12月の冬に撮影していまして、肌に突き刺さるような寒さの中、この役を演じてきました。やっと公開するという嬉しさと、この撮影をしている中で孤独な時間がすごくありました。肺に入ってくる空気さえもすごく冷たくて。最初は孤独のシーンから撮っていったんですけど、やっとみんなと再会できた時の嬉しさは、すごく愛おしい時間でもあり、今日こうしてみんなと顔を合わせて対面できる喜びを改めて感じております。今日一番ここにいたかったと思うエドモンド監督は、ここにいることはできなかったんですけど、私達がこの作品の想いを届けられたらいいなと思います。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。

MC:続きまして小松さん演じるさつきの恋人、等を演じられました宮沢氷魚さんです。

宮沢:皆さんこんばんは。宮沢氷魚です。今日は雨が降っている中、皆さんお越し頂いて本当にありがとうございます。去年の12月に撮影して、いよいよ9月10日、皆さんにこの作品をお届けできることを、とても嬉しく思っております。今日は短い時間ではありますけども、撮影でのお話とかを色々できたらいいなと思っておりますので、皆さんどうぞ宜しくお願いします。

MC:続きまして等の3つ下の弟・柊を演じられました佐藤緋美さんです。

佐藤:こんばんは、佐藤緋美です。今回、柊としてこの映画に出ることができて、本当に幸せでした。キャストのみんなとも仲良く過ごすことができたし、エドモンドとはそんなに話せなかったですけど(笑)、みんな笑顔でね、やっている間はすごい楽しくて、やっと公開という感じですごい楽しみにしてました。宜しくお願いします。

MC:続きまして、柊の恋人・ゆみこを演じられました中原ナナさんです。

中原:ゆみこを演じさせていただきました中原ナナです。今日はこの場に立ててすごく光栄に思っています。どうぞよろしくお願いします。

MC:そして、本作の原作者であり作品を映画化するにあたり多大なサポートをしていただきました、作家の吉本ばななさんです。

吉本:まさか監督が来られないとは思ってなかったんで、1人ぐらい大人がいないといけないのかなと思って、なんとなく来てみたんですけど(笑)。あんまり何を書いたかもよく覚えていないから、なんて言ったら良いんでしょう。宝物のような出来事というか、還暦前のご褒美というか、本当にいい映画ができて、コロナ渦でいろんなことがありながらも何とか撮り終えた監督と皆さんに心から感謝しています。宜しくお願いします。