MC:はい、続きは楽屋の方でじっくりとやっていただいて(笑)。寺岡さん、お願いします。
寺岡:“マイ・飲酒”ですね。やっぱりこの時期、家でばっかり飲むので、ちょっと太っちゃうんですよね。飲むの我慢できないので(笑)。ルーティーンになってるので(笑)。
ムロ:僕もそうなんです。今、ドラマ中なので太らないように気をつけるですけど、やっぱり夜にお酒を飲まないと寝れないんですよ。外に飲みに行けないじゃないですか。ビールから始まり、その後麦焼酎いくんですけども、麦焼酎の2杯目ですね、ちょうど深夜12時を過ぎたころ本当に泣けてきますからね。なんて寂しいんだろう、この日々と。この時間に仕事があればいいのに、って本当にツターって泣いてますから。寂しくて。だから運動するしかないですね。僕も運動するように、ソファーの下は絨毯ではなくヨガマットを敷いてます。すぐにストレッチができるように。ただストレッチしたのは最初の2日ぐらいでしたね(笑)。あとはヨガマットの上に座って飲んでるだけです(笑)。ヨガの人に失礼だよ(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。毎熊さんはいかかですか?
毎熊:“マイ・スキン”です。僕は、子供の頃からずっと肌が黒いんですけど、すぐ焼けちゃうんですよ。よく怒られちゃうんですよ、「また焼けたね」って。
ムロ:僕らの世界って焼けちゃうとね、怒られるんですよ。「なに焼いてきてんのよ」って。
毎熊:そう、それでなんかいいスキンセットないかなと。
ムロ:聞く相手をまず間違えてる(笑)。僕はちょっとみんなよりも肌が黒い毎熊くんが好きですよ?
毎熊:本当ですか? なんか「焼いてるの」って言われるんですけど…。
ムロ:そうか、でも、出会った時からそれだから考えたことなかったなぁ。
毎熊:日焼け止め、効かないんですよね。塗っても黒くなるんですよ。
ムロ:日焼け止め超えちゃうんだね。吸収力が。
毎熊:もしかしたら、いい日焼け止めをムロさんなら知ってるかなと思って。
ムロ:俺も日焼け止め塗らないから(笑)。メイクさん来るけど避けて、だけど塗らないといけないから塗ってもらうけど。できれば塗りたくないな。
毎熊:白いファンデーションは塗ったら塗ってるなーって感じするじゃないですか。だから塗らないほうが多いんですよ。よっぽど日焼けしてたらまずいとかじゃないと。
ムロ:でも、そのマイ・スキンのほうがいいけどなあ。
毎熊:結構ムロさんがちゃんと答えてくださるじゃないですか。この悩みに。
ムロ:バカにしてるのか!?そういうコーナーだろ!?(笑)。
毎熊:さっきこれを書いて、これなんかいけるだろうと思ってたんですけど、思ったより結構ヤバイかもって思ってこの質問。やばかったですね(笑)。
ムロ:やばくはないよ(笑)。ただ専門外すぎて、奈緒ちゃんに聞いたほうが良いんじゃないかと。
奈緒:でも、そのままでいいと思います。そのままが一番いいと思います。マスクしてても、毎熊さんだってわかるし。
毎熊:どこでわかるんですか?
奈緒:え? 色で(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。中田さんにもいましょうか。
中田:私は“マイ・トーク”です。私はお話しするのが苦手で、ムロさんみたいに思ったことをすぐ話せるようになりたいなと思って。
ムロ:ひとつ言えることは絶対にならなくていい。君はそのままで、トークなんてできなくていいんだよ、君は素敵な女優さんなんだから。トークなんかいらない。トークできなくていいし、トークしようとしなくていい。もう口下手のままで、そのままでいてください。こんなこなれて嘘ばっかついている人間にならないで。だいたい言ってる事を嘘なんだから。この映画も嘘かもしれないよ(笑)。僕出てないの、真ん中に立ちたいから、言ってるだけかもしれない。そういう映画ですよ。そういう映画じゃないか(笑)。真っ直ぐ生きようね。
中田:ありがとうございます(笑)。
MC:奈緒さんはどうでしょうか?
奈緒:私は“マイ・アンブレラ”です。傘を100%の確率で忘れるんですけど、どうやったら忘れないかなっていう相談です。
ムロ:分かった。すげー高いの俺、買うわ。絶対忘れないでしょ?
奈緒:いや、そう思ってこの前、高い傘を買ったんですよ。3日前ぐらいに、毎熊さんとたまたま他の映画の試写で会ったじゃないですか。あの試写に席に忘れました。家に帰った後に気づいて、今とっておいてもらってるんですけど、取りにいかないといけないから、傘を取りに帰る時間が人生の中でみんなより多い気がしてるんですよ。もったいないなぁと思って。
ムロ:じゃあ、傘から離れようか。傘を持つという概念を捨てて、カッパだよ。カッパ人生にしよう!マイ・カッパ人生にしよう!
奈緒:はい(笑)。
ムロ:そして俺、カッパ買うわ。
奈緒:買ってくれるんですか?
ムロ:カッパ買う。
奈緒:ありがとうございます(笑)。
ムロ:あなたのカッパを買います。
奈緒:ありがとうございます(笑)。マイ・カッパ人生に変えます。
MC:すごい着地点になりましたね(笑)。ムロさんありがとうございます。というところでお別れの時間です。最後に皆さんに一言、ムロさんからご挨拶をいただきたいと思います。
ムロ:まず監督、本当にこのお話を産んでくれてありがとうございます。
金井:こちらこそ。ムロさんに主演で出ていただき、ほんと観ていただいた方はわかると思うんですけど、ほかのキャストのみなさんも本当にすごい演技をしてくださり、最後に神曲で締めるっていう、僕の夢というか作りたかった映画というか、どっちかというと観たい映画ができたので。本当に今日がスタートだと思うので、是非今日観ていただいた方は、たくさんの方に届けていただけたらと思います。ではムロさんよろしくお願いします。
ムロ:はい、自分で言うのもこっ恥ずかしい話ではございますが、本当に愛の映画です。いろんな愛の形がある、いろんな愛を提示してくれる映画でございます。いろんな立場、目線で見て、いろんな見方がある映画だと思いますが、本当に面白くそして泣いてしまう映画かもしれません。どうか皆様、今ですねさらにこのご時世、公開まで1か月でございます。どういう状況になっているか誰も分からないこんな時代になってしまいました。ですから映画を作った身としては、「どうか劇場で観てください」と、大声で言いたいところでございますが、大声では言ってはいけないという考え方もあります。ただ皆さんに、この映画の存在を知っていただきたいと思います。2020年4月、その映画を作る予定だったが延期になり12月に作れました。そしてなんとか2021年9月公開までこぎつけました。公開することを願っておりますが、公開してからも皆が手放しに映画館に行ける日ではないかもしれないですけども、どうか、いろんな映画館が感染対策をしている中、まだ観に行ってもいいと観に行ける立場ではない、行けない方もいると思いますが、どうかどうか映画があるということ、映画館があるということ、映画館に足を運んで良い席があるということをどうか分かっていただき、この『マイ・ダディ』という映画、ある一人の役者が25年かけて初主演をした映画でございます(笑)。初主演は人生で1度だけですから、長かったからすごいとか長かったから重いとか、そういうわけではありませんが、たまたま一人の役者が25年かけてたどり着いた初主演の素晴らしい映画を、一人でも多くの方に映画館で観ていただきたいという気持ちはあるということだけは、ここでお伝えさせてください。しんみりしても嫌ですけれども、このご時世がどうか皆さんの中で共存なのか、何かを乗り越える日を願って、僕たちはまたこれから明日からも新しい映画、新しいドラマ、新しい演劇を作り続けて、皆様のどっかの生活の一部になって皆様を笑わせたり感動させたりしたいなと思っております。こんな挨拶しかできませんが、皆さん、ムロツヨシ、主演やりました。ありがとうございます(笑)。皆さんの力を借りて、素晴らしい映画ができました。素晴らしい映画です。どうかこの映画を観て、泣いてください。恥ずかしいけど言います。泣いてください、観に来てください。ありがとうございました。本日は皆さん本当にありがとうございました!
『マイ・ダディ』
9月23日(木) 全国ロードショー
監督・脚本:金井純一
脚本:及川真実
音楽:岡出莉菜
主題歌:カーリングシトーンズ「それは愛なんだぜ!」
出演:ムロツヨシ 中田乃愛 奈緒 毎熊克哉 臼田あさ美 徳井健太(平成ノブシコブシ) 永野宗典 光石研
配給:イオンエンターテイメント
【ストーリー】 御堂一男(ムロツヨシ)は、中学生の娘・ひかり(中田乃愛)と二人暮らし。最愛の妻・江津子(奈緒)は8年前に他界。一男は小さな教会の牧師をしながら、ガソリンスタンドでアルバイトに励みつつ、ひかりを男手ひとつで育てている。思春期に突入したひかりはちょっぴり反抗的な時もあるが、優しくて面白いお父さんのことが大好き。牧師として多くの人に慕われ、たまに娘と些細な喧嘩をしながらも、二人の穏やかで幸せな日々は続いていく…と思っていた、ある日、突然ひかりが倒れてしまう。病院で下された診断は“白血病”。混乱し事実が受け入れられない一男だったが、担当医師からある衝撃的な事実を告げられる。なんと、愛する娘は、自分の実の子ではなかった。ひかりに適合するドナーは「数百万人に一人」という残酷な現実が一男をうちのめすが、「血縁者は適合率が上がる」という事実に気付いた一男は、ある思い切った行動に出る…。
©2021「マイ・ダディ」製作委員会