MC:ありがとうございます(笑)。そんな本作に主題歌を手がけられた寺岡さん、どういったメッセージを込めて楽曲を制作されたんでしょうか?
寺岡:金井監督の方から「内容自体はこういった内容なんだけれども、最後の曲はロックサウンドで明るく終わりたいんだ」っていうオファーがあって、僕らはシリアスなラブソングは書けないんですけど、ロックサウンドで明るくっていったら、もうすぐひらめきまして。「それは愛なんだぜ!」っていう言葉がまず出てきて、叩き台を書いてみんなに送って、それをそれぞれが「もっとここはひねってみようか」とか、全部リモートでレコーディングしたんですけど、すごく僕らしかできないようなラブソングになったのかなと思うんですけど、皆さんどうでした?
ムロ:本当に素晴らしいかったです! 鳥肌立って、まっすぐな歌詞と共に映画の最後に流れるのに、なんてふさわしいというか、もうこれ以上ない曲を本当にありがとうございます! 私、25年目の初主演の映画なんですけど、その映画の最後にずーっと聴いてた皆さんの曲が流れるという、泣きましたよね…。
寺岡:ありがとうございます(笑)。
金井:僕はオファーを受けていただいたこと自体に現実感がなくて。でもそのまま撮影して、年明けてデモが届いてドキドキしすぎて、とりあえず近くのサイゼリアに入って、一人で聞いたら泣けてきて。その時は緊急事態宣言ではなかったので、ワインがすすんで(笑)。僕は未だに信じられなくて、神曲だし、今ここでお話ししてでも、僕はまだ疑ってますし(笑)。なので公開されて、自分で映画のチケット買って映画館で観たときに、最後に「それが愛なんだ!」がかかったら、やっと信じられるみたいな感じが(笑)。それぐらい本当ありがたいし、僕にとってレジェンドたちだったので、泣けましたね。ありがとうございます本当に。
寺岡:ホッとしました(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。ここからは、ムロさんの役柄が牧師さんということにちなみまして、“ダディお悩み相談室”と題しまして、ご登壇の皆様のお悩みをムロさんに解決していただこうかなと。金井監督からどうぞ。
金井:“マイ・おつまみ”です。外に飲みいけないじゃないですか。家で飲む時のおつまみのローテーションが狭まってきて、今、結局大根おろしになっちゃったんですけど(笑)。ムロさんオススメのおつまみを…。
ムロ:これほんとに大根おろしにも合いますし、冷奴1つあれば最初のおつまみとして素晴らしいものがあります、野沢温泉村特産の「はんごろし」という、野沢菜をすごく辛くしたやつがあるんですよ。これあるだけで、とてつもない深い味と辛みで、酒が進みますし。
金井:それ、ムロさんのところにたくさん届いたあれですよね(笑)?
ムロ:そうです(笑)。皆さんと少しだけ家で飲んだ日があって、その時に皆さんに紹介したアレです(笑)。今度送ります。
金井:ぜひよろしくお願いします。解決しました。ありがとうございます。
MC:永野さんはいかがですか?
永野:“マイ・ポテンシャル”です。撮影が終わって金井監督に「永野さんは本番弱いんですよ」って言われまして。確かに納得してるんですよ。自分がやろうとしてた演技がすごく小さくなったりしてたんですけど、自分が思い描いている演技ができるようになるにはどうしたらいいですか?
ムロ:あなたは自分のポテンシャルをまず間違っていて、映画関係者の皆様、ドラマほか映像関係者の皆様、永野さんのポテンシャルは段取りだろうとリハーサルだろうと、テストで全力で行ってしまうんですねです。ですから本番前のテストで全部出し切ってしまって、本番はもう1回同じ事をやることに飽きてしまっていて、「本番弱い」と言われているだけなんです。ですから、永野さんはテストで出し切らない、手を抜くってことを覚えましょう。
永野:全部バレてた〜。そうだね(笑)。
ムロ:そうなんです。手を抜くっていうよりは、もうちょっと全力の幅を広げるか。一緒に舞台をやってるから分かるんですけど、稽古で一番面白かったら本番は面白くなくなっているんですけど、本番の時だけすごい面白い時とかあるじゃないですか。とにかく全力でやるので永野さんは、それが素敵なところですので、だから1回目、2回目、3回目もどうか楽しんでいただきたい。大丈夫です、まだ味しますから。自分だけ1回で飽きちゃってるんですよ。結構、似てるんですよ、隣の毎熊くんも。毎熊くんはコメディではないけども、すごく全部全力でやっていく方なんで、そんな感じしますよ。
毎熊:テストって難しいですよね。
永野:難しいですよね?手を抜くなんてできます?いやあ、俺達はできないなあ。
ムロ:手は抜いてないんだけど(笑)、お客さんに観てもらうのは本番だから(笑)。台本を知っているスタッフさんの前で、全力でやり過ぎちゃダメ。