柳楽:はい…(笑)。
黒崎:(笑)。本当に、身体全部を使って表現してくれました。そのエネルギーだけは絶対刻まれているというふうに、そこだけは自信を持っていますので、ぜひそこを観ていただいて何か少しでも感じていただけたら、こんな幸せはないなと思っております。
MC:國村隼さん、お願いいたします。
國村:安らぎ。今私が一番欲しいものです。毎日、毎日、ストレスが多いですよね。普通の生活がしたいなと思うのに、なにかしようとしたってできなかったり、小さいことなんですけれども日常生活がストレスだらけみたいになって。考えたら安らぎなんて全く今ないなって。これを書かないといかんと思ったんですね。今一番欲しいものを星にお願いしたい思いで「安らぎ」としました。
MC:では有村架純さん、お願いします。
有村:安心安全な世界が訪れますように。ごめんなさい、何のひねりもなく、このままなんですけど(笑)。安心安全といえば今の生活状況もそうですが、世界中が今混乱状況にあるのかなというふうに思って色々様々なニュースを観るんですけど、自然災害もそうですし、いつになったら何も心配事もなく本当に全世界の人たちが平和に暮らせるのだろうかというのは、永遠のテーマなんだろうなっていうふうに改めて思いました。なので安心安全な世界が一刻も早く訪れてほしいなと、心から思っています。
MC:ありがとうございます。みんなが穏やかに笑顔になれる日々がきてほしいでございます。それでは柳楽優弥さんお願いします。
柳楽:映画の力でみんなに元気を…。(少し変な間の後、会場から拍手で)ちょっと正直今、舞台挨拶が久しぶりで、結構汗をかいてきちゃったんで、一刻も早く汗が引いてほしいんですけど(笑)。やっぱりイレギュラーという、予期せぬことが起きていく中で、自分をしっかり前向きな、ポジティブ・バイブレーションって言うんですか? そういうふうに変換させていくように心を強く持ってやってるんですけど、中でも映画とか音楽とか、エンターテインメントに支えられてるなって感じる時があるので、僕は映画が好きですから映画の力で皆さんに元気を与えられるような作品に参加してポジティブ・バイブレーションを与えていけるような俳優になりたいなと思っています。
MC:ありがとうございます。今も皆さん、たくさんの元気をもらっていると思います。それでは最後に代表して、柳楽優弥さんから今日ご来場いただいている皆さん、そしてインスタライブをご覧の皆さんにもメッセージをいただければと思います。
柳楽:本当にこういう時期にもかかわらず来ていただいたということに感謝しております。そして本当にこの作品がこの状況で公開されるということに、すごく意味を感じます。第二次大戦中に懸命に生きてきた人たちから得るヒントのようなものを感じて頂けたらうれしいなと思っております。本当にとても意味のある映画ができたと思っておりますので、楽しんでいってください。ありがとうございました。インスタライブの方も、ありがとうございました!
『映画 太陽の子』
8月6日(金) 全国公開
監督・脚本:黒崎博
音楽:ニコ・ミューリー
主題歌:福山雅治「彼方で」
出演:柳楽優弥 有村架純 三浦春馬 イッセー尾形 山本晋也 ピーター・ストーメア 三浦誠己 宇野祥平 尾上寛之 渡辺大知 葉山奨之 奥野瑛太 土居志央梨 國村隼 田中裕子
配給:イオンエンターテイメント
【ストーリー】 戦況が激化し、最終局面を迎えた1945年の夏。軍から密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室で研究に勤しむ実験好きの若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは、「今研究しているものが完成すれば、戦争は終わる。世界を変えられる」と、託された国の未来のために情熱的に原子核爆弾の研究開発を進めていた。研究に没頭する日々が続く中、建物疎開で家を失い、修の家に住むことになった幼馴染の朝倉世津(有村架純)。時を同じく、修の弟・裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、3人は久しぶりの再会を喜んだ。3人でのひとときの幸せな時が流れる中、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見た修と世津。一方で物理学研究の楽しさに魅了されていた修も、その裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を考え始めていた。それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、運命の8月6日が訪れてしまう。日本中が絶望に打ちひしがれる中、それでも前を向く修が見出した新たな光とは…?
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