“AVの帝王”と呼ばれたAV監督・村西とおるの半生を、山田孝之主演で描いたNetflixオリジナルシリーズの続編となる「全裸監督 シーズン2」が、6月24日より配信される。このほど、6月22日にめぐろパーシモンホールにてワールドプレミアイベントが実施され、キャストの山田孝之、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、恒松祐里、柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、西内まりや、増田有華、國村隼、武正晴総監督、後藤孝太郎監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:それではキャストの皆さんに一言ずつご挨拶をいただきつつ、早速お話しを伺っていきたいと思います。まずは村西とおる役、山田孝之さん。明後日から全世界配信という事ですが、今のお気持ちはいかがでしょうか?
山田:企画の作り始めから考えると、何年もこの『全裸監督』に携わっていたので、それがようやくフィナーレを迎えるということで、とても嬉しい気持ちでいます。
MC:続いて荒井トシ役、満島真之介さん。トシはシーズン1のラストで村西軍団と離れることになりましたが、仲間と別れての撮影はいかがでしたか?
満島:寂しかったです。そして今日みんなと会えて、今もドキドキしてですね、みんなの元に帰って来れたと思って。でも後ろに、後ろを見てください。古谷(國村隼)さんがいます! 緊張感バリバリですよ! 宜しくお願いします(笑)。
MC:続いて川田研二役、玉山鉄二さん。シーズン2では玉山さん演じる川田がその特異なキャラクターの本領を発揮していきます。シーズン2で引き続き川田役を演じられて、いかがでしたか?
川田:初めての経験がたくさんあった現場だったんですけど、僕は自分のことがSなのかMなのか、42年間わからずに過ごしてきてしまったんですけど、今回の撮影で自分はMではないなということを初めて気づかされました。ありがとうございました(笑)。
MC:続いて黒木香役、森田望智さん。シーズン1からシーズン2を演じきった、今のお気持ちと、森田さんにとってこの作品はどういったものになりましたか?
森田:演じきって今を迎えられて本当に嬉しく思います。宜しくお願いします。そうですね、やりきったなぁという、生き抜いたなぁという、思い残すことはもう何もないなという思いと同時に、今日皆さんとお会いすると、もうこのキャラクターに現実で会うことはないんだなぁと寂しくなりました。この作品は私にとって大切というのはもちろんなんですけど、乗り越えられないものってないかもしれないというような希望とか、これからの自分が生きていく上での覚悟というか、自分の軸を作ってくれた作品だなぁと思います。
MC:続いて本シーズンからの新キャスト乃木真梨子役、恒松祐里さん。新たなキャラクターとして重要な役かつ、挑戦的な役どころを演じられましたが、オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
恒松:そうですね、正直なんで私なんだろってすごいビックリしたのと、あとこの色濃い皆さんの中で、どうやってお芝居したら生き抜けるんだろう、自分らしさを出せるんだろうっていうのにすごく迷いました。でも、ラーメンでいう味付けが、豚骨とか味噌とかすごい濃い方達の中だからこそ、私は逆に塩で、純粋にありのままで演じたほうが乃木さんらしさが出るんじゃないのかなあと思いながら、素直にお芝居しました。
MC:豚骨は誰のことですか?
恒松:川田さん?
玉山:俺かよ(笑)。
山田:にんにくマシマシのね(笑)。
満島:後ろにチャーシュー(ラグビー後藤役の後藤剛範)もいますけどね(笑)。
MC:続いて三田村康介役、柄本時生さん。柄本さん演じる三田村は、村西とおるが頂点を極め、そして転落していく姿を間近で見ている役所でした。演じる上で苦労されたことを教えていただけますか?
柄本:ずっと長いこと背中を見させていただいて、辛かったですね。終わりに向けて落ちていく姿を見ていくのと、それに対して反骨を持つっていう流れがあるんですけれど、それを演じるのは大変だったですが、楽しかったです。
MC:続いて小瀬田順子役、伊藤沙莉さん。伊藤さん演じる順子は村西組のみんなに頼りにされる力強い存在でした。シーズン1からシーズン2と順子を演じられていかがでしたか?
伊藤:シーズン1の時は結構わちゃわちゃした動きだったりとか、まだ新人というか、言われたことをとにかく「ハイ!」とやる感じでしたけど、シーズン2はすごくどっしりしていたいと思っていたし、頼りになる姉さんキャラにどんどんなっていったので、貫禄みたいなものが見えるといいなって思ってました。よく「ドスの効いた声」って言われるので、そういうのを活用してどっしりかっこよくいれたらいいなと思いながらやってました。